香港でニセ薬局が氾濫・・・処方なしで抗がん剤の販売も―香港メディア
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/430337/
2015年10月11日

参考消息は９日、香港において未許可営業のニセ薬局が氾濫しており、本来処方せんが必要な抗がん薬などまで売られているとする、香港・南華早報電子版の９日付報道を伝えた。

近年、老舗薬局の名を使ったニセ薬局が香港内で続々と出現しており、多くが観光エリアのブランドショップから近いところで営業しているという。

このようなニセ薬局では、筋肉の炎症を和らげるクリームや痛み止め、男性の強壮剤、伝統的な中医薬が売られているほか、抗がん剤やＣ型肝炎薬も処方せんなしで購入することができる。

尖沙咀の観光エリアで化粧品やシャンプーを大量購入していた５２歳の女性は「香港に来るたびに、薬を買って帰るよう頼まれる。香港製品の質がいいことをみんな知っているのだ」と語る。

生活スタイルの変化により、中国は今やがん大国となっている。より安価な薬品を求めて、本土人が買いにやって来るのだ。ＷＨＯの統計によると、中国では毎年３００万人のペースでがん患者が増えているほか、Ｃ型肝炎患者数は世界で上位に入る１３００−４４００万人に上るとのことである。

（編集翻訳　城山俊樹）

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