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日本人は乗せない・・南京タクシー運転手の複雑な感情、報道に中国ネット民「そんなことないって!」「友だちになりたいぐらいだ」
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/427998/
2015年09月04日
中国・新華社は同国版ツイッター・微博でこのほど、中国人の日本人に対する複雑な感情について紹介する記事を公開し、中国人インターネット・ユーザーたちの注目を集めた。書き込みの内容はこんな感じだった。
「江蘇省南京市はおそらく、中国で最も日本人を排斥しようとする都市だろう。タクシー運転手の呉其峰さんは『日本人は乗せない』という信念を持っている。ある時、ホテルで客3人を乗せると、半分ほど行ったところで客のうち2人が日本人だということに気付いた。呉さんは日本人と一緒だった中国人に対して、『なんでこの車に日本人を乗せるんだ?』と言い、目的地に着く前に降ろした。」
この書き込みは記事の一部で、記事本文には、この運転手について、更に以下の内容が続いて紹介された。
「呉さんは『南京では私のように日本人は乗せないという運転手が少なくない』と話す。ただ、南京を走るタクシーの車両にはトヨタ・カムリもあるといい、それを客に指摘されるととても恥ずかしい気持ちになるという。」
また、南京全体について新華社は「南京の街の中に日本料理店は少ないが、店では日本製品が売られており、一番いい外国語中学校には日本語クラスがあって、ここが国際的な大都市だということを知らせてくれる」と論じた。
この書き込みに対する中国人ネットユーザーたちのコメントを拾ってみた。
「そんなことないって! 私は日本が大好きで、すごく行きたいと思ってる!」
「そんなことないでしょ。南京の人の日本人に対する態度も普通はこんなに極端じゃない。一部の過敏になっている時期以外は」
「日本人排斥なんてしない。友だちになりたいぐらいだ」
「前に桂林に旅行した時、船のおじさんがうちの会社の日本人も一緒にいることを知って、日本人は乗せないと言った。日本人は昔、桂林でたくさん人を殺したからだって。でもおじさんが『100元(約1900円)余計に払えば乗せる』って言った時、中国人は賢いなって思った。愛国って、値段次第だね」
「日本人にもいい人と悪い人がいる。平和を愛する人のことは尊重し、軍国主義の幻想を抱いている人は軽蔑するべきだ」
「運転手さんの考え方、理解できるけど、そうするべきではないと思う。悪いのは日本政府であって、多くの日本国民に罪はないんだから」
「恨み+民族主義宣伝の結果」
「運転手さんは南京大虐殺を忘れていない」
「特別な理由があるからね」
「南京で血に染まらなかった道はない」
「これって日本人排斥を煽ってるの?」
「日本のタクシーが中国人の乗車を拒否して、その後にタクシー会社が謝罪したことがあった。相手の身になって考えよう」
(編集翻訳 恩田有紀)
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