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日本製品の「爆買い」も「ボイコット」も、健康な状態とは言えない―中国メディア
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/427021/
2015年08月25日
人民網は24日、日本での「爆買い」も、日本製品のボイコットも、どちらも健康な状態ではないとする評論記事を掲載した。
高価な日本のランドセルが中国人消費者の間で人気になっているというが、頑丈ゆえに重く、容量が少ないなど、中国の児童・生徒にとってみれば安くないうえに非実用的であり、これを「爆買い」するのは非理性的な行為である。
近年、日本製品の「爆買い」ブームが広まっている。日本の便座を争うように買って世界の笑いものになったのに飽きたらず、コメ、疲労回復の健康食品、ランドセルとその熱は続いている。大枚をはたいてまで日本のコメを買うのには「国内産のコメに含まれる有害物質が基準値を超えていることを懸念している」という理由があるようだが、盲目的な日本製品の「爆買い」が、先祖伝来の「外国を崇拝し媚びる」心理を再燃させることになるのだ。
「爆買い」とくれば、どうしても「日本製品のボイコット」にも思いが及ぶことになる。「愛国主義」の旗印を掲げて日本製品のボイコットを呼びかける中国人がいるが、経済がグローバル化している今では、多くの製品はもはや単純な日本産ではなく「多国籍」化しているのだ。だから、ボイコットしているのは実は中国製品という可能性も否めない。それは、日本で「爆買い」したのが中国製品だった、というようなものだ。
盲目的な日本製品ボイコットは、中国にとって外資の投資環境を破壊し、中国の税収や雇用に貢献している日本企業を蹴散らすことになる。そして、日中の独資企業や合弁企業を閉鎖に追い込み、中国人の失業者を出すという、補てんできない損失が生じる。グローバル化した現代における大国の消費者が持つべき健全な消費観念は生産者が誰かということではなく、「良いものを安く」を追求することにあるのだ。日本が右翼勢力が侵略の歴史をわい曲しているから日本製品を選ばない、というのは個人の自由。しかし、その行為が法律の許す限度を超えてしまえば、国民としては不合格であり、自身の行動に対する法的な責任を負わなければならない。
外国に媚びる「爆買い」も、過激な民族主義からなる「日本製品ボイコット」も、国民の心に存在する不健康な遺伝子から誘発される病態なのである。これに対処するには、社会の成熟、法治文明によって「自己調節機能」を活性化させる必要があるのだ。
(編集翻訳 城山俊樹)
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