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(回答先: 中国で抗日戦争を戦ったのは国民党軍 共産党は成果を横取り(SAPIO2015年9月号) 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 19 日 08:05:05)
歴史的経緯や事実に関する“解釈”の表明は自由だが、最低限歴史的事実はきちんと踏まえなければならないと思う。
【引用】
「そもそも中国共産党が日本に勝利したという話自体が嘘なのだ。」
【コメント】
これについては、国民党(中華民国)が日本に勝利したという話も嘘と言える。
日本は大陸中国で泥沼に嵌まり苦戦が続いたが、敗戦間近でも戦闘レベルで負けていたわけではなく、日本が負けた相手は太平洋を主戦場とした米国である。
合理的でまっとうな考え方だが、中国の政治軍事勢力は、「空間をもって時間となす」考え方で、米英の支援を受けながら耐えたのである。
【引用】
「1937年7月の盧溝橋事件を発端に始まった日中戦争は、中国国内の内戦に日本が干渉する形で始まった。
当時、中国では、日本が支援していた汪兆銘の南京国民政府と、蒋介石の国民党、毛沢東の共産党が三つ巴の内戦を繰り広げたが、すでに共産党軍は内戦で疲弊し弱体化していた。」
【コメント】
西安事件を契機に成立した「国共合作」が崩壊し、国民党政府が共産党勢力を掃討する「国共対立」状態が続いていた中国を再び「国共合作」に転換させたのが、盧溝橋事件というか第二次上海事件以降のシナ事変と呼称される日中戦争である。
日本の軍事活動拡大が国民党と共産党をもう一度結びつけたわけである。
それはともかく、「当時、中国では、日本が支援していた汪兆銘の南京国民政府と、蒋介石の国民党、毛沢東の共産党が三つ巴の内戦」という誤った記述は訂正すべきである。
日本が後援した汪兆銘首班の南京国民党政府が成立したのは、盧溝橋事件(1937年7月7日)から3年近く経った1940年3月30日である。
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