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20日、北京市文物局が発表した情報によると、北京原人が火を活用していたことを裏付ける新たな証拠が発見された。写真は周口店の北京原人遺跡。
北京原人、火の利用を裏付ける新証拠が発見―中国
http://www.recordchina.co.jp/a114469.html
2015年7月21日(火) 13時59分
2015年7月20日、北京市文物局が発表した情報によると、北京原人が火を活用していたことを裏付ける新たな証拠が発見された。周口店の北京原人遺跡第一地点(猿人洞)で2009〜2014年に実施された発掘調査によって、古代人が火を使ったことを裏付ける遺物や痕跡が相次いで発見された。人民日報が伝えた。
炉、焼けた土・石・骨などの、古代人が火を使ったことを裏付ける遺物や遺跡が集中的に見つかったことは、北京原人の火の活用を研究するための重要な科学的資料となった。今回の発掘調査で発見された一部の動物の骨は完全に炭化し、内外が黒色になっており、火で焼いたためと判断できる。燃焼によって白い炭になった石灰岩も発見されているが、これは持続的な高温の燃焼によって発生する現象だ。
また、集中的に火が用いられた2、3カ所の炉の内部と周辺からは燃やされた大量の物質が発見された。その灰燼を分析したところ、燃焼によって形成された元素状炭素、カリウム、植物珪酸体が豊富に含まれていた。これはその場で火を使った行為を証明している。北京原人が火を使い、かつ火種を残すことで、火を操りながら活用していたことが分かる。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/藤井)
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