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12日、これまで「安かろう、悪かろう」の代名詞がついてまわっていた中国製品に変化が現れはじめている。アパレル業界ではその動向が顕著だという。写真は中国のアパレル工場。
「安かろう、悪かろう」のメイド・イン・チャイナに変化―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a111390.html
2015年6月14日(日) 14時53分
2015年6月12日、これまで「安かろう、悪かろう」の代名詞がついてまわっていた中国製品に変化が現れはじめている。アパレル業界ではその動向が顕著だという。中国紙・環球時報が伝えた。
英豪資源大手リオ・ティントのサム・ウォルシュCEOが2014年、中国に関するフォーラムの席上で、「中国製品は品質が悪い、中国のサービスもひどい、このようなイメージはとうに実情を反映しないものとなっている」といった主旨の発言をした。たとえば、中国のアパレル業界は、近年になって著しい成長を見せている。かつては欧米の多くの大手ブランドが、自社製品の生産を中国で行っていることをおおよそ秘密のように扱ってきたが、現在の中国は、経験豊富な人材や高い技術力を備えた“生産の大陣営”となっている。
「ジーンズをつくるならパキスタン。レディスのジャケットをつくるなら中国」と話すのは、ある貿易業界誌の主宰。縫製技術やファッションへの理解など、中国メーカーの優秀さに軍配が上がるという。
上海周辺では、ひとつの小都市が1年間に90億足という数の靴下を生産し、その近隣の小都市では5000軒の工場が世界中の子供の着る衣服を生産している。このような小都市が中国国内には無数に存在する。そして専業メーカーが密集した結果、互いに技術力を切磋琢磨し、生産を体系化する結果になった。今や、安い人件費だけが中国メーカーの魅力ではない。バーバリー、アルマーニ、プラダといった世界のブランドが中国製品の品質に着目している。プラダでは現在、全製品の20%の生産を中国で行っているが、この比率は今後、さらに増えていく可能性があるという。
生産効率でも、中国製は突出したものを持っている。香港のアパレルメーカー・TALグループのロジャー・リーCEOによると、米国のメーカーが2週間で仕上げる製品を、中国メーカーなら4時間で仕上げるという。
もちろん、すべての中国製品が高品質というわけではない。しかし、世界中のバイヤーやメーカーが「メイド・イン・チャイナ」により大きな期待をかけるようになってきていることは事実だと記事は結んでいる。(翻訳・編集/愛玉)
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