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10日、中国のインターネット上にこのほど、日本を観光した中国人がつづった小さな寿司店での体験談が掲載された。資料写真。
訪日中国人が感動、愛知県の小さな寿司店で受けた心温まるもてなし
http://www.recordchina.co.jp/a111190.html
2015年6月12日(金) 12時36分
2015年6月10日、中国のインターネット上にこのほど、日本を観光に訪れた中国人がつづった小さな寿司屋での体験談が掲載された。
私たちはその日、愛知県蒲郡市にあるホテルに泊まった。フロントスタッフが打ち出してくれたA4サイズの地図を片手に、いつものように夜食を求めて街に繰り出した。この地域には1本の大通りしかなく、レストランは地図上に数えるほどしかない。4〜5軒といったところか。
私たちは沿海にあるこの場所ではきっと寿司がうまいだろうと思い、寿司屋に向かった。日本式の引き戸を開けると、客は1組もいなかった。店のおばあさんがニコニコしながら迎えてくれ、カウンターの席に案内された。板前のおじいさんも笑っていた。私たちも笑った。笑って笑って、注文の段になると笑っていられなくなった。
メニューには写真がなく、何が何だかわからない上に、これまでの経験からお年寄りの英語には期待できない。しかし私は、サウジアラビアのことわざにある「愛と信用はすべての問題を解決する万能の宝だ」という言葉を思い出した。私はグーグル翻訳で「おすすめをお願いします」と言うと、その音声をおばあさんに聞かせた。おばあさんは「はい」と言っておじいさんに何事かを伝えると、おじいさんは寿司を握り始めた。
だいたい10種類くらいの寿司が出てきた。おじいさんは1つ握るごとに、私たちが聞き取れないことを知りながら、何の魚か丁寧に教えてくれた。そして、どれが醤油につけて食べる寿司で、どれがそのまま食べる寿司かも親切に教えてくれた。舌の上だけの満足ではなく、心も温かくなった。
そろそろお腹がいっぱいになり、お会計をしようとすると、おじいさんは身ぶり手ぶりで私たちに座るように伝えた。おじいさんは「プレゼント」と言って、なんとウニを出してくれた。味は期待した通りのおいしさだった。私はなんて友好的なのかと感動で胸をいっぱいにしながら、今度こそお会計をしようとしたのだが、おじいさんはまだ立たせない。おばあさんが、小さな皿に乗った練乳イチゴを出してくれた。簡単ではあったが、甘くておいしかった。
奇妙な寿司屋の体験はここでおしまいだ。お代は2000円ちょっと。店を出るとき、おじいさんはまたミカンをくれた。私たちは、客としてこの店に来たのではなく、まるで親戚の家で食事をしたかのような気持ちになった。この老夫婦の温かいもてなしに「ありがとう」と言いたい。(翻訳・編集/北田)
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