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「反腐敗」を掲げる習近平国家主席だが、地方では恐ろしい事態も(ロイター)
中国で腐敗もみ消し? 汚職内部告発の県幹部が暴行死 覆面集団に襲われ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150610/frn1506101203004-n1.htm
2015.06.10 夕刊フジ
「虎もハエも叩く」−。習近平国家主席がぶち上げ推し進める中国の反腐敗運動。胡錦濤政権時の制服組トップ、郭伯雄・前中央軍事委員会副主席の身柄を拘束するなど聖域なき取り締まりを続けているが、そんななか中国北東部の、とある県で物騒な事件が起きた。不正を内部告発した県幹部が覆面集団に暴行を受け死亡したのだ。
中国の有力経済誌「財経」(電子版)や香港メディアによると、死亡したのは范家棟氏(46)。黒竜江省慶安県の汚職取り締まりを担当する県の規律検査部門に所属していた。
范氏は、北京の中央機関を繰り返し訪れ、県幹部が規律に違反して高額な公費を投じ、豪華な庁舎を建てたことを実名で告発。だが、今年4月2日午後11時ごろ、慶安県の路上で覆面姿の集団に暴行を受け、全身7カ所を骨折する大けがを負い、病院に搬送。5月1日未明、骨折に起因した併発症などで急死したという。
范氏の家族は香港メディアに「彼は敵を作るような人ではなく、暴力を受けるなんて考えたこともなかった」などとコメント。県は事件の調査グループを設置したが、捜査は進まず、インターネット上では「地元政府が暴力で腐敗をもみ消したのは明らかだ」との声が相次ぎ、大きな話題となっている。
『中国バカ事件簿』(扶桑社)の著者で、現地事情に詳しいジャーナリストの奥窪優木氏は「過去にも似たようなケースはあり、湖北省の研究都市の規律委員会幹部が不正告発がらみで遺体で見つかったり、浙江省の農村の村長が官僚に土地を奪われたと告発した後、死体で見つかったり。習指導部の反腐敗運動で官僚たちの摘発が進んでいるが、腐敗している側も命がけで、命のやり取りが続いている」と解説する。中国らしい事件ではある。
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