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「希望」を売る−がん患者急増の中国、民間病院や外資が狙う
2015/06/02 11:53 JST
(ブルームバーグ):中国の石炭産業の中心都市の一つ、山西省大同は長年にわたる深刻な大気汚染の影響に悩まされている。当局は汚染抑制に取り組んでいるが、市民のがん罹患率は急上昇し、2012年には死因の3分の1を占めた。
内モンゴル自治区との境界に近いこの都市には、今年末までに省内初の放射線治療機器を備えた民営のがん治療病院の一つが設立される。ニューヨーク市場に上場する中国の泰和誠医療集団 が同病院の建設を手掛けた。
中国全土でがん患者が増える中、泰和誠など多くの医療関連企業が患者獲得を競っている。同国では10秒に1人ががんの診断を下されており、生きる希望を手に入れるために多額の支出をいとわない裕福な中国人が増えているのに応じて、新たなビジネスが生まれている。
米国のメイヨー・クリニックやシーダーズ・サイナイ・メディカルセンターなど海外の病院運営企業は、中国での投資機会を検討している。スイスのロシュ・ホールディング や米ゼネラル・エレクトリック(GE )など既に中国に進出している企業は、がん治療の医薬品や機器の需要増加の恩恵を受けている。セカンドオピニオンの提供を専門とする企業も生まれてきた。
北京大学 のジェフリー・タウソン教授は「中国の消費者はアジアをけん引するエンジンだ。彼らは実際、何にも増してがんを気に掛けている。がんを避け、検査し、治療することを望んでいる」と指摘。「中国の消費者が何かに関心を寄せれば、それは経済全体と世界に影響する」と述べた。
中国のがん罹患件数はこの20年で倍増した。高齢化に加え、大幅な景気拡大でもたらされた生活様式の変化、環境汚染の深刻化が背景にある。
原題:Selling Hope: How the Business of Cancer Is Taking Off in China(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Natasha Khan nkhan51@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Anjali Cordeiro acordeiro2@bloomberg.net; Brian Bremner bbremner@bloomberg.net Brian Bremner
更新日時: 2015/06/02 11:53 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NPANU16KLVR701.html
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