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中国の交通事故死は日本の4倍の年間20万人超 児童も1万人
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150523-00000012-pseven-cn
NEWS ポストセブン 5月23日(土)7時6分配信
世界保健機関(WHO)は昨年1年間で、中国の交通事故死亡者数が20万人以上に達し、そのうち1万人が児童であることを明らかにした。香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。
子供たちの死亡者数は1日平均で約30人にも上っており、WHOでは「異常に多い数値であり、子供たちは学校への通学、下校時に被害に遭っているケースが多く、中国当局は十分な児童の交通事故対策をとっていない」としている。
なお、日本の昨年の死亡者数は4113人。日中両国の人口の比率からすると、日本ではほぼ5万人に相当するが、その4倍の20万人というのは極めて高い数字ということが分かる。
この原因は急速な自動車の増加にともない、運転マナーが向上していないことが挙げられる。
例えば、2003年には中国全土の自動車台数は2400万台だったが、昨年は1億5400万台と6倍以上に達している。
さらに、100万台以上保有されているのは31都市で、上海、深セン、天津、杭州など8都市は200万台以上で、このうち北京は500万台以上となっている。
このような中国にけるモータリゼーションの急速な進展によって、免許証保有者が急増しており、中国において4分の1弱のドライバーが運転歴3年未満で、その4分の1弱のドライバーが中国全体の35%の事故を起こしているという実態がある。
ところで、中国公安省とWHOでは、発表される交通事故発生件数や死亡者数は大きく異なっている。
中国公安省の統計によると、昨年1月から10月までの死亡事故死者数は8万7200人で、事故数は42万6000件だ。これについて、WHOの担当者は「中国の公安(警察)当局は交通事故のなか「でも重大な交通事故の減少に重きを置いていることなどから、中国では事故件数の捕捉が十分でない状況にある」と指摘する。
つまり、死亡者が出るような重大事故でも報告されなかったり、自動車事故以外の他の原因として報告されるケースが多いということが往々にして行なわれているようだ。
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