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16日、台湾総統選に勝利した民進党の蔡英文主席は中台関係について現状を維持する意向を示したが、台湾では専門家の多くが「蜜月関係は半年程度しかもたない」と見ている。写真は民進党フェイスブックより。
台湾総統選で蔡英文氏が勝利、中台関係悪化の可能性高まる=専門家「蜜月関係は半年程度しかもたない」―仏メディア
http://www.recordchina.co.jp/a127206.html
2016年1月18日(月) 11時50分
2016年1月16日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、台湾与党の中台関係に対する姿勢は常に中国が注目すべき点となっているが、民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)主席は総統選に勝利した後、中台関係について現状を維持する意向を示した。
しかし、台湾では多くの専門家が、中国政府の民進党に対する寛容な態度は一時的なものにすぎず、蜜月関係は短ければ半年程度しかもたないと見ており、さらに5月20日の総統就任までに「92年コンセンサス」の「一つの中国」に対する認識を説明すべきだとする声も上がっている。
台湾中央研究院の林泉忠(リン・チュエンジョン)副研究員は、中国では両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)開催への対応があり、蔡英文氏も事務的な面で対処しなければならないことから、半年は互いに容認し合うものの、その後は中国が厳しい態度をとるようになり、徐々に形式的な交流にとどめるようになると予測している。
しかし、林副研究員は、蔡氏が高い支持率で選挙に勝利したことや、「天然独」と呼ばれる独立志向の強い台湾の若者の存在を中国政府が理解しなければ、台湾住民から反感を買うことになり、中台の距離はますます開くことになるだろうと指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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