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16日、韓国・平昌冬季五輪で使用するスキー競技会場の建設工事が遅れており、2月に予定されているテストマッチは実施不可能ではないかとの見方が強まっている。日韓共同開催の可能性も再び浮上している。
韓国・平昌五輪のスキー競技会場、準備遅れに不安の声=日韓共同開催もやむなしか―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/a125286.html
2015年12月18日(金) 8時20分
2015年12月16日、上海青年報によると、18年に韓国で開催の平昌冬季五輪で使用するスキー競技会場の建設工事が遅れていることを不安視する見方が強まっている。
スキー競技会場は、建設工事が14年5月正式にスタートし、15年11月には完成する予定だった。しかし、財政難や用地の環境問題などにより工期が遅れ、現在も4割ほどしか完成していない。16年2月には平昌五輪のテストマッチとしてワールドカップがこの会場で実施される予定だが、それには1月20日までに建設が完了している必要があり、関係者の間には「完成したら、奇跡としか言いようがない」など、悲観的な声しか聞かれない状況だ。
余りにずさんな状態に、国際オリンピック委員会(IOC)の提案する日韓共同開催案が再び浮上する可能性も出ている。テストマッチが間に合わなかった場合には、IOC調整委員会が一部スキー競技を欧州か日本での実施を勧告することは必至とみられる。関係筋は「欧州では遠すぎる。長野大会の経験もある日本での開催が現実的で、その可能性は高い」と話している。
会場の建設が間に合わないとなれば、平昌五輪の国際的信頼性はさらに落ちることになる。韓国の組織委員会は人員と建設機器を増やし、夜を徹して建設を急いでいる。なお、平昌五輪組織委員会はリージュとボブスレー、スケルトンの3種目について、1988年に長野大会を開催した日本での実施を検討していたことが14年12月に報じられている。(翻訳・編集/岡田)
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