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バンコク中心部で発生した爆破事件に関与したとされる男性の映像をテレビ放送を通じて発表するタイ軍政の報道官（29日、地元テレビより：日経新聞）
タイ爆弾テロ、男を拘束 関与の疑い［日経新聞］
2015/8/29 21:30 (2015/8/29 23:12更新)
【バンコク＝京塚環】タイ国家警察は29日、バンコク中心部で死者20人を出した17日夜の爆弾テロに関与した疑いで、外国人の男を逮捕したと発表した。男はトルコの偽造パスポートを持っていたという。男を拘束したアパートの一室からは爆弾に使われる多数の部品が見つかった。
警察は爆発物を不法に所持していた疑いで男を拘束した。場所はバンコク東部ノンチョク地区のアパート。室内で見つかった押収物には直径約５ミリメートルの金属球が含まれ、爆弾の殺傷能力を高めるため使われていたものと類似しているという。
日本経済新聞が独自に入手した警察の内部資料によると、室内では火薬が付着した衣類、起爆装置、電池、金属パイプ、ワイヤなども見つかった。
警察は17日夜の爆発現場に爆弾を置いた実行犯とみられる黄色いシャツ姿の男などの逮捕状を取って行方を追ってきた。警察報道官は29日に逮捕した男について「容疑者として公開した似顔絵の男に似ている」と地元メディアに話した。
警察は男の国籍の特定には至っていない。当初は男がトルコのパスポートを持っていたと公表
［バンコク爆弾テロを巡る動き］
８月17日 午後７時前、バンコク繁華街にある「エラワン廟」で爆発、死者20人
18日 午後１時ごろ、チャオプラヤ川近くの水路で爆発、死傷者はなし
19日 17日の爆発現場に爆弾を置いたとみられる黄シャツ姿の男に逮捕状
27日 18日の爆発の実行犯とみられる青シャツ姿の男に逮捕状
29日 関与したとみられる男の身柄を拘束、アパートで爆弾の材料など発見
したが、後になって偽造品だと判明した。男がタイ語を話せず、タイ人の身分証明書も持っていないことなどから引き続き「外国人」とみている。
タイ政府は７月、中国新疆ウイグル自治区から逃れてきたトルコ系イスラム教徒ウイグル族109人を中国に強制送還した。これに対しトルコ国内でタイ政府への批判が噴出していた。男がトルコ人だった場合、強制送還への反発が動機となった可能性が出てくる。
17日夜の爆弾テロでは外国人14人を含む20人が死亡し、日本人１人を含む120人以上が負傷した。バンコクで起きたテロ事件としては前例のない規模の被害が出て、観光業などに影響が出ていた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29H3F_Z20C15A8FF8000/?dg=1
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バンコク爆弾テロ 男を関与の疑いで逮捕［ＮＨＫ］
8月29日 19時35分
タイの警察は首都バンコクの郊外で爆発物を所持していた疑いで外国人の男を逮捕し、今月バンコクで起きた爆弾テロ事件に関与した可能性があるとみて調べています。
バンコクでは今月１７日に中心部にある観光地で爆弾テロが起き、２０人が死亡し、日本人１人を含む１２８人がけがをしたのに続き、１８日には近くを流れるチャオプラヤ川の桟橋付近でも爆発が起きました。
この事件について、タイ警察のソムヨット長官は２９日、記者団に対して、バンコク郊外のアパートで爆発物を所持していた疑いで外国人の男を逮捕したと発表しました。また、タイ警察の報道官はテレビを通じて声明を発表し、男は２８歳の外国人で、２つの事件の両方に関与した可能性があると明らかにしました。
アパートからは、２つの事件で使われたものと同様の金属の玉やパイプのほか、大量の外国のパスポートも見つかったということです。男の国籍などは明らかになっていませんが、タイのメディアは、逮捕されたのはトルコ系の男とみられると伝えています。
警察は男の身柄を軍の施設に移して取り調べるとともに、アパートから押収された証拠品などを分析し、テロ事件との関係を詳しく調べることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150829/k10010209071000.html
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