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意見広告のイラストにはフィリピン人だけ極端に小さく描かれている
中国が比紙に意見広告、南シナ海問題で「脅し」 フィリピン人の絵、極端に背が低く
【マニラ=佐竹実】中国がフィリピンの地元紙に出した意見広告を巡り、比国内で反発の声が広がっている。フィリピン人の背だけ極端に低く描いたイラストのほか、脅迫ともとれる表現があったためだ。今月上旬に開いた東南アジア諸国連合(ASEAN)外相関連会議で米国が中国による南シナ海の埋め立てを強く非難したことなどを受け、中国がけん制に動いたとみられる。
在比中国大使館が地元紙スターに広告を出したのは11日。ASEAN関連会議で王毅外相が埋め立ての正当性を強調したことなどを写真付きで掲載した。領有権を争うフィリピンや、同国を支持する日本も名指しで非難した。
問題になっているのは、ASEANの外相が並んで握手する様子をイメージしたイラストだ。記事の内容はASEANと中国との連携の重要性だが、イラストでは各国代表が並ぶ中、フィリピンだけ極端に背が低く描かれている。
さらに別のコーナーでは、「現代に生かす先人の知恵」として荘子の言葉を掲載。「セミを襲おうとするカマキリは、後ろにいる(大きな)鳥の存在を知らない」とする言葉で、挿絵とともに解説も掲載した。
この広告について、比国内では批判の声が上がる。カマキリをフィリピンに、鳥を中国にたとえていることが推察でき、地元テレビ局は「フィリピンへの脅迫ととれる」とする専門家の声を放送した。
ASEAN外相関連会議では、フィリピンが埋め立てを始めとする中国の海洋進出を非難。米国などがこれに同調した。こうした状況を受けて、中国はフィリピンをけん制する狙いがあったとみられる。
[日経新聞8月14日朝刊P.5]
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