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閣議で発言する韓国の朴槿恵大統領=25日、ソウルの大統領府(聯合=共同)
朴大統領、怒りの拒否権行使で韓国国会“大混乱” 室谷氏「末期的お家騒動」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150628/frn1506280830002-n1.htm
2015.06.28 夕刊フジ
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、また逆上した。与党・セヌリ党が野党と合意した「改正国会法」の内容が気に入らず、就任後初めて拒否権を行使したのだ。ただ、中東呼吸器症候群(MERS)対策の不手際から支持率が30%を割り込んだ朴氏の主張に同調する向きは与党内にも少なく、求心力の低下を改めて印象づけている。
「国会は政府批判を繰り返すだけだ」「与野党の党利党略によってナンセンスなことになっている!」
朴氏は25日の閣議で、何と12分間にわたって国会批判を繰り広げた。
改正国会法は、政府施行令に国会が修正を求める権限を強化した内容だ。韓国メディアに「大統領就任後で最も強い口調だった」と報じられるほど激高した朴氏だが、一体何がカンにさわったのか。
夕刊フジで「新悪韓論」を連載するジャーナリストの室谷克実氏は「朴氏としては『改正国会法は与野党の妥協の産物』との言い分のようだ。『野党に譲歩した結果、政府の立法権が損ねられた』として、与党への不満をぶちまけている。末期的なお家騒動というほかない」と解説する。
朴氏が、与党の国会運営を批判したことを受け、朴氏に近い議員は党執行部へ矛先を向けているが、その動きは広がりを欠いているようだ。
26日の中央日報(日本語電子版)によると、セヌリ党の親朴派は、院内代表(国対委員長)の辞任を議員総会で要求したが、発言者40人のうち、院内代表の責任論を取り上げた議員は7〜8人にとどまったという。「朴氏の影響力の低さが示された」(前出・室谷氏)というわけだ。
一方、最大野党の新政治民主連合は、朴氏による拒否権行使を「自らの無能の責任を国会に負わせようとしている」と批判し、MERS対策の関連法を除く審議の拒否を宣言。国会が長期空転する懸念が出ている。
室谷氏は「韓国では来年4月に国会議員選挙が控えている。朴政権の支持率が低迷するなか、与党内でも『私は朴氏と対立している』というポーズを取ろうとする議員はさらに増えるだろう。朴氏の影響力低下は加速する」と分析している。
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