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MERSパニックで街は閑散 朴大統領、支持率急落で崖っぷち〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150617-00000000-sasahi-kr
週刊朝日 2015年6月26日号
韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス(以下、マーズ)のパニックが鎮まらない。
6月13日、韓国とWHO(世界保健機関)の合同評価団は、「迅速で透明な情報開示が行われなかったこと」などが感染拡散につながったと指摘。「現在は防疫処置の効果が出ている」としながら、「終息には時間がかかる」と発表した。韓国のマーズの確定感染者は13日現在138人、うち死亡は14人となり、あらたに4次感染も疑われている。
マーズの恐怖が広がる中、韓国全国で2千校あまりが休校となり、ソウル市内では、「あれだけあふれていた中国人観光客が消えて、街はがらんとしている」(ソウル在住30代主婦)。
こうした深刻な事態に、朴槿恵大統領は14日から予定していた訪米を延期。
「4月のセウォル号沈没事故から1年の追悼式の日に南米歴訪にたち、非難を浴びた。今回もまた国民を見捨てるのかと批判が上がって当初は日程を繰り上げる方向で調整していたようだ。国民に信頼されている大統領なら訪米にも踏み切れただろうが」(韓国全国紙記者)
この混乱で大統領の支持率は5月末から7??下がり33%(6月11日)と落ち込んだ。
余波は海外にも広がっていて、上海国際映画祭では韓国からの列席者に参加自粛を求めたほどだ。
マーズはヒトコブラクダが感染源と疑われ、2012年にサウジアラビアで確認された。厚生労働省によると感染経路は正確にはわかっておらず、濃厚な接触や咳の飛沫で感染するとされ、空気感染は確認されていない。発熱や咳などの症状が出て、高齢者や疾病のある人が感染すると重症化し死に至るとされ、WHOによると、9日までで、世界25カ国で患者は1218人、うち449人の関連死亡が確認された。
韓国で最初のマーズ感染者が確定されたのは5月20日。発症者は68歳の男性で、中東のサウジアラビア、アラブ、バーレーンなどで農作業をして帰国。その1週間後に発熱と咳の症状が現れ、地元の病院をはじめ計四つの病院を経由したため、2次感染が発生。その2次感染者が治療を受けた、韓国で最先端医療技術を誇るといわれるサムスンソウル病院から数十人の3次感染者が発生した。
WHOは、「地域での感染は見られない」(13日)としたが、ソウル在住の主婦はこう疑う。
「どの情報を信じればいいのか。怖くて人混みに出られない」
(本誌取材班=一原知之、上田耕司、小泉耕平、長倉克枝、永野原梨香、牧野めぐみ、山岡三恵/今西憲之 菅野朋子)
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