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4日、ベトナムで現在、中国の恋愛小説が人気を呼んでいる。しかし、一部の作品が「不適切な内容」として当局から発禁のお達しが出た。資料写真。
中国発恋愛小説がベトナムで大人気、発禁措置に=中国識者「中国は東アジア文化の中心、ブームは当然」―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/a110825.html
2015年6月7日(日) 3時18分
2015年6月4日、ベトナムで現在、中国の恋愛小説が人気を呼んでいる。同国でもかつて、「冬のソナタ」をきっかけとした大々的な韓流ドラマブームがあったというが、それに追随する大ブームが、文学界を席巻している。そんな矢先、一部の作品が「不適切な内容」として当局から発禁のお達しが出た。中国紙・環球時報が伝えた。
今年4月中旬、ベトナム文化情報省出版局は国内の出版社に対して中国の恋愛小説、また「耽美小説」と呼ばれる少年の同性愛を扱った小説の販売停止を命じた。対象となったのは以下の3作品。
■「盛開(満開)」:潜入先の令嬢と禁断の恋に落ちた潜入捜査員の愛憎と真実の愛を描く。「細部に共感できない箇所が多く、ベトナムの文化と折り合わない」として発禁処分になった。
■「我遇到生命中的[イ尓](この人生でめぐり遭った君)」:ある少女がずっと片思いをしてきた幼なじみの少年が、実は自分の姉を好きだと知り、堕落していく。主人公がまだ中学2年生と言う設定で、その年齢にそぐわない低俗なエピソードも見られ、「青少年に悪影響」として発禁処分になった。
■「与狼共吻(狼に口づけ)」:暴力団の幹部と女性警察官の愛憎を描く。「大げさな性描写が不必要に多い」として発禁処分になった。
ベトナムの書店を覗くと、輸入図書のほとんどが中国ものだ。1990年代から2000年前半あたりまでは純文学の翻訳書が主だったが、2000年代後半以降はインターネット小説、ことに恋愛小説が若者の間で大人気だという。2007年に最初の人気を呼んだインターネット小説「抱歉[イ尓]只是妓女(申し訳ないが、あなたはただの妓女だ)」が大ヒットすると、ベトナムの各出版社はこぞって次のヒット作発掘に奔走した。本国では軽い娯楽小説としか位置づけられていないこれらの作品が、ベトナム出版業界にとっては金の卵となり、現在ではメインストリームにまで上り詰めている。ベトナム文学の権威たちはこのような娯楽化傾向に頭を痛めている。
インターネット小説に詳しい中国の編集者・劉英(リウ・イン)氏は、「ブームは当然のこと」と話す。長らく東アジアで文化の中心地として君臨してきた中国は、周辺国に強い影響力を持っていること、また中国は東半球で最もインターネットの発達した国であるため、コンテンツの拡散力があることが要因だと分析した。(翻訳・編集/愛玉)
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