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東シナ海情勢を懸念、日本が南シナ海での影響力拡大に転換―米華字メディア
http://www.recordchina.co.jp/a109305.html
2015年5月21日(木) 17時46分
2015年5月18日、米華字メディア・多維新聞によると、日本の艦艇が70年ぶりに南シナ海に入った。12日、海上自衛隊の大型護衛艦「はるさめ」、「あまぎり」がフィリピン海軍との合同軍事演習を行った。日本とフィリピンが南シナ海で行う初の実弾演習で、領有権問題が起きているスカボロー礁(中国名:黄岩島)にも近い海域で行われた。
華字紙・日本新華僑報によると、安倍首相は演習を前にした演説で、南アジア諸国連合(ASEAN)各国に「南シナ海の航行、飛行の自由の確保に対する支援を約束する」と話したが、フィリピン政府は演習の目的を「軍事力向上のため」としている。
尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐって中国との関係が悪化しており、東シナ海情勢に危機感を強める日本は、フィリピンの協力を得て、中国を封じ込める布石を積極的に打ち、南シナ海情勢への影響力を急速に拡大しようとしている。
しかし、日本が頼みにしようとしている米国もフィリピンも、東シナ海情勢については態度を明確にしておらず、主権問題についても中立的な立場を崩していない。南シナ海の問題も大差ないもので、日本が東シナ海情勢について強硬姿勢をとったとしても、他の国々から賛同は得られず、孤立することになると記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)
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