(回答先: 北朝鮮、玄人民武力相粛清を伝える韓国の報道に初めて反応＝朴大統領を名指しで非難―韓国メディア 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 18 日 10:27:45)

2015.05.15 (08:35) │ 春・夏・秋・冬 │［朝鮮新報］
逮捕劇と「粛清説」

「衝撃的な事件」をでっち上げ、マスコミ報道によって特定のイメージを拡散させる。世論誘導を図る権力側の常套手段だ。

∇南の国家情報院が北の人民武力部長に関する「粛清説」を公表、各国メディアがニュースとして大々的に取り上げた。その直後から識者らは疑問を呈した。朝鮮のテレビでは、以前と同じく人民武力部長の映像資料が放映されていた。「十分な検証もせずに諜報資料を垂れ流した」−識者らの指摘は想定内であったはずだ。実のところ国情院は「断定したわけではない」と前置きした上で「粛清説」を流していた。

∇「外為法違反容疑」と関連付けた朝鮮特産物関係者の逮捕劇にも同じ構図が見てとれる。今回、警察当局はマスコミを総動員して、総聯議長の「次男逮捕」をクローズ・アップさせる情報操作に躍起になった。総聯が「マツタケ不正輸入」に関わった「犯罪組織」であるかのような印象を広めるための謀略だ。

∇国情院発の「粛清説」が「国内不安説」へと拡大解釈されると米国メデイアに脱北者が登場、「朝鮮は３年以内に崩壊する」と主張した。このような「崩壊説」は９０年代から繰り返されてきたが、すべて的外れに終わった。不純な動機が作り出す暴論虚説は現実によって否定されるものだ。

∇総聯に「不法団体」のレッテルを貼るための捜査も事実ねつ造の積み重ねだ。白を黒と言いくるめるための強権発動に証拠など必要ない。当局の思惑だけが働いている。（永）

http://chosonsinbo.com/jp/2015/05/skst-62/

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