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米中のはざまで揺れ動く韓国人、「中国が世界のリーダーになる」13年は29%、今年は52%―韓国シンクタンク
http://www.recordchina.co.jp/a108203.html
2015年5月8日(金) 7時12分
2015年5月4日、米誌フォーブスによると、韓国の民間シンクタンク・峨山政策研究院が報告を発表。韓国人の多くは依然として米国が政治と軍事分野における最も重要なリーダーであると認識している一方で、経済的実力を着実に向上させている中国が今後世界のリーダーになると考える人が増加していることが明らかになった。6日付で中国日報網が伝えた。
峨山政策研究院が4月20日に発表した最新のレポートによると、多くの韓国人は米国を政治と軍事分野における最重要のリーダーであると認識している。しかし、同時に70.5%の韓国人が今後は中国経済がさらなる発展を続けて経済超大国になると考えており、米国経済は衰退すると予測している。米国が将来も経済超大国のままであり続けると考えている人は20.2%にすぎなかった。
韓国は近年、経済面での最重要国である中国と、米韓同盟など安全保障問題上で依存している米国の間に挟まれ、両者の間を行ったり来たりする「バランス外交」「二股外交」を余儀なくされてきた。今回の調査結果では、過去の調査とほぼ同じく、90%以上が「米韓同盟を支持する」と回答した。しかし、最近は米国の反対を押し切ってアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を決定したり、在韓米軍への終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の問題に関して、中国の反対を考慮すべきか否かが議論になるなど、緊張状態が続いている。
こうした状況において、峨山政策研究院の調査レポートは、韓国人が現状をどう捉えているのかを理解するための大きな参考になる。
同研究院が今年1月に発表したレポートによると、韓国人の米国人に対する好感度は10点満点のうち5.3で、北朝鮮人(4.5)や中国人(4.6)、日本人(3.0)と比較して最も高かった。
一方で、「米国と韓国には共通の国家利益が存在しない」との回答は44.5%にも上った。このことは、米韓同盟に対する90%以上の支持にも変化が発生する可能性があることを示している。韓国と米国の間で、中国に対する政策に大きな食い違いが発生した場合には、両国間に大きな亀裂が入る可能性もある。
また、米国と中国を比較した場合、「米国が世界のリーダーである」と認識している韓国人は72%(13年の調査では57%)存在した。一方、中国に関しては、新たなリーダーであると見なす韓国人が急増している。「中国が世界のリーダー」と認識している割合は、13年は29%にすぎなかったが、今年の調査では52%まで増加した。
これらの調査結果を見ると、韓国人は米国を世界のリーダーとしてあがめている反面、10年以内に中国が米国を追い越すと予測しており、興味のある対比を示している。こうした態度は、米中に挟まれて韓国人にどのような気持ちが生じたのかの判定材料として、あるいは韓国人が米中両国の発展をいかに判断しているかのある種の指標とすることができるかもしれない。韓国では国民の意見が外交政策に大きな影響を及ぼすため、中国と米国のアナリストは
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