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2015/03/24(火曜) 20:54
インドネシア大統領の日本訪問
ガッファーリー解説員
日本を訪問中のインドネシアのジョコ大統領が、23日月曜、東京で安倍総理大臣と会談しました。この会談で両国の首脳は経済、貿易、産業、防衛面での協力の強化を強調しました。安倍首相とジョコ大統領は会談の中で、沿岸の安全保障とインドネシアへの日本の投資について話し合いました。
安倍首相は、日本はインドネシアとの戦略的協力の強化により、地域の政治的な安定や平和の確保において歩みを進めようとしている、と表明しました。ジョコ大統領は、トヨタ自動車の工場を見学する予定で、インドネシアでこの工場を稼動させることで、自動車部品の確保に関して措置を講じようとしているようです。しかしながらインドネシア大統領の日本訪問で、ある程度注目すべきなのは、ここ1年の中国の動きに対する同大統領の立場です。
一部の人々は、インドネシアは、ASEAN東南アジア諸国連合の古い影響力のある加盟国として、仲介的な役割を果たそうとしていると見ています、しかしながら、ジョコ大統領の日本訪問2日前の表明は、日本人を喜ばせたものの、中国の怒りを引き起こすことになるでしょう。こうした中、ジョコ大統領は日本の後に中国を訪問しますが、同大統領による反中国の立場は熟考すべきものであり、中国にとっては好ましいものとはならないでしょう。ジョコ大統領は、読売新聞の記者に対し、「南シナ海の島々に関する中国の領有権の主張は法的に基づいたものではなく、国際法規において法的な根拠に欠ける」と述べました。こうした中、中国は南シナ海に存在する島の90%は同国に属すると主張しています。
おそらくジョコ大統領の表明から、これらの島の領有権を主張している中国などすべての国は地域の平和や安定を追求しているなら、より慎重で賢明な行動をとるべきだ、ということができます。そのような状況が作られれば、領土問題を終結させる解決策が見出されるでしょう。
いずれにせよ、地域や世界の政治の分野での指導者によるこの種の協議は、常に表面的な外交の側面を伴っており、実際は別の結果が生じています。インドネシアの大統領は日本の投資とテクノロジーを獲得するために日本を訪問したといわれています。日本はインドネシアの投資国のひとつと見なされています。日本にとって最多のイスラム教徒人口を抱えるインドネシアは、非常に重要な市場を持つ国です。このような会談や協議の中で生じる雇用機会の創出は別にしても、日本はASEAN地域の有力な同盟国と見なされています。このためこの枠内で、インドネシアと日本の協力強化は明らかなものであるようです。日本が様々な部門における投資に向け、インドネシアとの協力の機会を利用するのは間違いないでしょう。さらに日本は中国と競いながら、ASEAN地域の同盟国を増やし、自らの影響力を拡大しようとしているのです。
−参考−
(外務省サイトより)
日本・インドネシア共同声明「−海洋と民主主義に支えられた戦略的パートナーシップの更なる強化に向けて−(骨子(PDF)/仮訳(PDF)/英文(PDF)」
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