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イスラム国には世界中から“志願者”が後を絶たない/(C)AP
人気ゲームのパクリも イスラム国「勧誘ビデオ」衝撃の洗脳性
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156863
2015年2月1日 日刊ゲンダイ
メディアが連日、関連ニュースを流す影響だろうか。軽いノリでイスラム国に「感化」される若者が続出している。ネットやツイッタ―には、〈イスラム国の一員になりたい〉〈ぶっちゃけ俺もISIL入隊しようと思った〉といった書き込みが複数見られる。
実際、イスラム国は多くの人の首をはね、国際社会を敵に回しているのに世界中から若い“志願者”が後を絶たない。
若者を引きつけているのは、「イスラム国」の“リクルートビデオ”だ。そのひとつは、人気ゲーム「グランド・セフト・オート」をまねて作られたといわれている。欧米を中心にシリーズ累計1億5000万本を売り上げたヒット作だ。元シリア大使の国枝昌樹氏は著書「イスラム国の正体」(朝日新聞出版)でビデオをこう評している。
〈イスラム国の戦闘員がゲーム場面に登場して、どんどん敵を撃ち倒していくという「かっこいい」映像で、殺す瞬間を繰り返し再生するなど、さまざまな映像加工を施しています。(中略)欧米の若者たちには、この類のゲームの愛好者が非常に多いといわれており、その層を意識的に狙って、わざわざ人気ゲームを模した映像をつくったのでしょう〉
かつてオウム真理教はオカルトマニアやアニメオタクを取り込む目的で布教ビデオを制作していた。カルト教団やテロ組織が若者を獲得するのに、「かっこいい」映像は効果的な戦略なのだ。
「イスラム国の正体」(ベスト新書)の著者で軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が言う。
「イスラム国の宣伝ビデオを制作するメディア部門には、映像関係の勤務経験者がいるとみられます。従来イスラム過激派の映像は『檄文』や『指導者の説諭』など画一的で手作り感があふれていました。それに比べてイスラム国はCGを駆使したかっこいい戦闘シーンに高揚感をもたらす音楽。『映画の予告編』のようなクオリティーです。英語版だけでなく、インドネシア語など複数の言語版を揃えています。ラップのようなBGMを使ったPV風の宣伝ビデオまであり、欧米や中東の若者の流行を取り込んでいる。こうした映像をツイッターやSNSを通じて世界に拡散。ネットに詳しい若者なら簡単に視聴できる仕組みです」
ポップスターばりの宣伝戦略で、世界中の若者を“洗脳”するイスラム国。その映像を流す日本の報道も、過激なテロ集団の思うツボになっていないか。
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