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冷静に分析すれば、人質が捕られている状況で「イスラム国と戦う国を支援」と「人道」支援と称する資金提供をおこなったり、「テロには屈せず」発言をすれば犯人側との交渉が失敗するのは当然。
しかし地デジ大マスゴミによる一斉非難が起きないのは、民主党時代と異なり情報操作が行き届いているからではないか。岡目八目の海外識者は冷徹に分析している。
ただし付け加えなければいけないのは、今回の様な人質事件に献米的自衛権は役立つものではなく、むしろ次なる事件の理由にされる負の効果が大きいであろうことだ。
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「IS日本人人質事件、安倍首相の政治的打撃にならず」(1)
2015年01月28日14時03分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment28 hatena1 .
イスラムのスンニ派テロ集団イスラム国(IS)の日本人人質拘束事件が、安倍晋三首相にとっては政治的打撃にならないだろうという韓国内のシンクタンクの分析が出てきた。むしろ安倍首相がより一層強く自衛隊の軍事活動の拡大を推進する大義名分と追求力を確保することになったという指摘だ。峨山(アサン)政策研究院のボン・ヨンシク専任研究委員は27日、発表資料「IS日本人人質事件で弾みつける自衛隊の役割拡大論」で「日本政府は小泉内閣の時からテロ集団に身代金を支払うのは海外の日本人を拉致の危険にさらす恐れがあるという立場を徹底的に守っていた」として「日本政府がテロ犯の要求を受諾する確率は高くない」と説明した。
また「人質事件が不幸な終わり方をする場合、安倍首相が政治的に大きな打撃を受ける可能性はない。日本国内の世論は安倍政権の中東外交と人質対応について批判していない」と話した。ボン専任研究委員はその背景として日本の「迷惑かけるな(他人に迷惑をかけることを優先的に避ける行動)」という情緒を挙げた。「日本国民の大多数は、政府の警告にもかかわらず危険な個人行動をした人質当事者に最終責任があるのではないかというあきらめ的な立場を取っている」としながらだ。
フランスの週刊新聞「シャルリー・エブド」もテロ後にオランド大統領の支持率が反騰したように「テロの逆恩恵現象」も日本ではあらわれないと観測した。国家と個人の安保に対する日本の社会的情緒と国内政治の力学構図がフランスとは違うためだ。
ボン研究委員は、今回の事態が「強い日本」を前面に出す安倍政権の外交安保政策の推進において持つ含意がより大きいと見た。彼は「これまで安倍政権の安保政策は国内外で『国家安保態勢の強化を言い訳に平和主義原則を傷つけた』という非難を受けてきて、安倍首相は『国家の生存および国民の生命と安全問題は、市民社会と他国の意見によって左右されるにはあまりにも重要だ』という論理で従来の立場を堅持してきた」と説明した。さらに「国民の生命が脅威を受けた今回の事件で、安倍政権が執権後に粘り強く主張してきた積極的平和主義と自衛隊の軍事活動の拡大が正当性と合理性を確保することになった」と分析した。これまで日本が推進してきた集団的自衛権の行使は、自国民の安全のための避けられない選択だと主張できる根拠が用意されたということだ。
ボン研究委員は、韓国政府が今回の事態を反面教師とすべきだとも助言した。彼は「韓国青少年のIS加担の可能性が提起された現実を考慮すると、今やIS事態は韓国にとって精巧な外交安保戦略を樹立しなければならない緊急な課題として近づいてきた」とした。そして「万に一つ人質事件が再び発生してキム・ソンイル殺害事件やセンムル教会拉致事件の時のように韓国政府が右往左往する姿が再現されれば、米国の軍事同盟国としての韓国の公信力と国際平和貢献国家としての地位が大きな打撃を受ける恐れがある」として「国内政治的にもセウォル号惨事後、持続的に提起された朴槿恵(パク・クネ)政権の危機管理能力不在論が再び登場しかねない」と説明した。
日本の集団的自衛権の行使に対する明確な立場表明もこれ以上、留保できなくなった。これまで政府は「韓半島(朝鮮半島)の安保および韓国の国益に影響を及ぼす事案は、韓国の要請および同意がない限り容認されることはできない」という原則的な立場だけを明らかにした。
これについてボン研究委員は「米国は今回の事態に対する全幅的な支援の立場をすでに明らかにし、これは日本が『テロとの戦争』という目標を共同遂行する米国のパートナーとして格上げされたことを意味する」として「政府は新たな安保環境が到来したという事実を直視して、適切な対応を模索しなければならない」と強調した。
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