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フランス NPA(反資本主義新党)
「シャルリー・エブド」に対する攻撃と人質を取っての立てこもりへの対抗として、今週末フランス中で何百万人もが行進した。そのほとんどは、表現の自由のために、また反ユダヤ主義とあらゆるレイシズムに反対してデモを行っていた。
その諸闘争と熱望は、デモ参加者たち大多数の憤り、悲しみ、そして反乱をわれわれが共有しているとまったく同じに、われわれも共にするものだ。
NPAは本日パリで開催された行進には加わらないと決定した。それは、頂点にある者たちと彼らの諸政策に苦しめられている人びととの間には利害の共有があると人びとに信じさせようと試みるために構築された、そうした「国民的団結」を名目にオランドとヴァルスが巧みに組織した事件の道具化と操作に参加しないためだった。
「世界の虐殺者」すべてあるいはその代表者たちが行進のためにそこにいた。こうして、オランドやヴァルスやサルコジと並んでネタニヤフ、ファシストのオルバーン(ハンガリー首相、右の立場から自由民主主義を終わりにすると公言:訳者)、またジャーナリストを投獄し殺害しているプーチンの代理が、アフリカの独裁者たち、イギリス、スペイン、イタリア、そしてギリシャの首相たち、つまり緊縮政策とレイシズム政策のチャンピオンたち、トロイカとNATOの最大の守護者たち……がいた。
多くのデモ参加者たちもまた、政府による正統性立て直しのもくろみに対する彼らの拒絶を表した。いくつかの都市ではデモ参加者が、フランスにおけるレイシズムの基本的な栄養源であるイスラムたたきと抑圧の諸政策に反対する立場を取りつつ、「シャルリー・エブド」への攻撃とその続編を強く非難した。
NPAにとっては、表現の自由と民主的権利を求めレイシズムに反対する闘いは、イスラムたたきと反ユダヤ主義、また抑圧的諸法に反対し、反社会的諸方策や帝国主義的な軍事介入といった政府の政策に反対する闘いと切り離すことはできない。われわれは、政府の政策のゆえにさらに強化すべきこの闘いを継続する。政府が構築しようと今つとめている国民的団結は、街頭に繰り出した人びとの多数の熱望に敵対し、排外主義的かつ外国人嫌悪の偏見を力づけるワナである。それは、銀行と大企業経営者に奉仕する諸々の政策を勤労民衆に強いることを狙いとしている。
これこそが、NPAが可能な限り幅広い統一に向けたイニシアチブを発揮しようとつとめる理由だ。急を要することは、労働者、若者、民衆階級が、労働者と民衆に対する社会的かつ帝国主義的な戦争を遂行している者たちからは自立して、その声を広く届くものとすることだ。(二〇一五年一月一一日)(「インターナショナルビューポイント」二〇一五年一月号)
http://www.jrcl.net/frame150126f.html
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