http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/774.html
Tweet |
ボコ・ハラム。狂気の世界に達しているイスラム過激派集団
http://www.bllackz.com/2015/01/blog-post_16.html
2015年1月16日 Darkness - ダークネス
ナイジェリアでは、狂気のイスラム過激派「ボコ・ハラム」が新年早々、国境地帯の街バガで、大量虐殺事件を引き起こしている。
殺されたのは、分かっているだけで2000名を超えると言われているが、未だ戦闘が続いているので、正確なところは分かっていない。
現在も死体がそのまま放置され、現場は凄惨な状況になっていると言われている。
現場から逃げ出した人たちの証言によると、ボコ・ハラムは単に銃撃するのではなく、人々を拷問に近い形で痛めつけて殺しているようだ。
女性は集団レイプされて殺され、子供の手足は切り落とされ、撃たれていた。家の中に隠れていた人たちは家ごと燃やされ、灌木地帯に逃げた住民は包囲されて皆殺しされた。
妊婦の腹は切り裂かれて胎児が引きずり出されていたという。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、分娩中の女性だったという。
■ほとんど狂気の世界に達しているボコ・ハラム
イスラム過激派「ボコ・ハラム」は、「西洋の教育は邪悪」という意味を持っている。(アフリカの眠れる時限爆弾。ナイジェリアは破綻国家の典型)
パキスタンでは、マララ・ユスフザイが2012年に銃撃されているが、これは女子教育を否定するTTP(パキスタンのタリバン運動)が引き起こしたものだ。
その運動性がよく似ているので、「ボコ・ハラム」は当初「ナイジェリアのタリバン」とも呼ばれていた。
しかし、2009年に「ボコ・ハラム」の創始者であるモハメド・ユスフが殺害されると、組織は一気に凶暴化し、ナイジェリア北部一帯を支配する狂気のテロリスト集団になっていった。
この組織がナイジェリアのみならず、国際社会の認知度を一気に高めたのは、2014年4月14日に起こした女子学生集団拉致事件である。(ナイジェリアの少女270名拉致事件でボコ・ハラムが犯行声明)
一夜にして270名もの女子学生を一気に拉致して国際社会を唖然とさせた。このときに拉致された少女たちは未だに戻って来ていない。戻って来るどころか、そのあともボコ・ハラムは次々と誘拐事件を引き起こしている。
挙げ句の果てに、2015年1月10日と11日には、10歳の少女に爆弾を巻き付けて自爆テロを起こさせているのである。
そのどちらも数十人の人々が巻き込まれて死亡している。もちろん、自爆テロを強要された少女もバラバラに吹き飛んで死んだ。
少女を使う理由は、警察の警戒をくぐり抜けられるからだ。このイスラム過激派の精神構造が、ほとんど狂気の世界に達しているのが分かるはずだ。
少女を使った自爆テロは、2014年にも起きていた。もう日常茶飯事なのである。
自爆テロで首から下が吹き飛んでなくなった少女の遺体。
ナイジェリア当局が公開に当たり、損壊した部分を塗りつぶした。
■イスラム国(IS)が虐殺時代をスタートさせた
イスラム過激派の暴力は、2014年6月29日にアブバクル・バグダディが「イスラム国(IS)」を樹立してから過激なまでにエスカレートしている。(アルカイダまでもが暴力的だと敬遠する、狂気の超暴力国家)
http://www.bllackz.com/2014/08/blog-post_20.html
当初は、イスラム国の処刑である「斬首」については驚愕の声もあったが、今ではもう誰も驚くこともない。斬首は日常になってしまったからだ。(斬首。レイプ。血と暴力でイラクを制圧する異常な暴力国家)
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20140819T0507470900.html
略奪された女性も性奴隷にされていき、それに逆らうとやはり銃殺されたり斬首されたりしている。
こういった暴力がまかり通るようになったのが、2014年の後半からである。
それに呼応して2014年12月16日にはパキスタンでもTTP(パキスタンのタリバン運動)が公立学校で生徒130人を大虐殺するという事件まで起きている。(生徒130人以上を皆殺し。パキスタンで起きた学校襲撃の狂気)
http://www.bllackz.net/blackasia/content/20141220T0025590900.html
しかし、こういった暴力はまだ欧米の人々は「他人事」のように見つめていたフシもある。しかし、今はイスラム過激派の暴力は欧米にとって他人事ではなくなった。
2015年1月7日に、2人のイスラム過激派の思想に呼応した兄弟が、「シャルリ・エブド」を襲撃し、編集長ステファン・シャルボニエ氏以下12名を虐殺する事件が起きたからである。(イスラム過激派による新聞社襲撃テロと血みどろになる欧州)
http://www.bllackz.com/2015/01/blog-post_8.html
暴力が、世界を包み込もうとしている。
■今後、ボコ・ハラムの虐殺は世界に輸出される
イスラム過激派によるテロは次々と世界に広がっている。北アフリカからアラブ圏、そしてアフガニスタンからパキスタンまで、こうしたイスラム過激派組織が次々と台頭している。
そんな中では、いくら「イスラム過激派と穏健派は違う」と言われても、欧米の人々は信じられなくなっていくだろう。
イスラム過激派は、普段は「穏健派」の中に潜んで暮らしており、時期がくれば過激派としての活動を始める。どのイスラム教徒が信用できて、どのイスラム教徒が危険なのか、人々に判断がつくはずがない。
こうした中で、グローバル化を推進する現在の政治家がいくら「イスラムを敵視しない」と言っても、溝は広がるばかりであり、文明の衝突は避けられないものとなりつつある。
襲撃された「シャルリ・エブド」はイスラムに対する風刺を控えるどころか、逆に大増版してイスラム教徒を煽り立てている。そのため、2015年1月15日にはフランス全土がサイバー攻撃を受けているが、こうした対立はさらに大きな問題を引き起こしていくことになる。
ナイジェリアでは、そんな血みどろの世界情勢の中で、ボコ・ハラムという集団が大虐殺を引き起こしているわけで、いよいよイスラムを見る人々の目は厳しくなっていくだろう。
イスラム過激派による暴力は止まらない。イスラム国(IS)も、アルカイダも、ボコ・ハラムも、タリバンも、すべての組織がひとつも壊滅されることなく存続している。
本来であればアメリカが介入して当然なのだが、オバマ大統領は2013年9月10日に、「米国は世界の警察官ではない」と宣言して、中東に何が起きても介入しなくなっている。
血まみれの時代が2014年から幕を開けていることに気付かなければならない。2015年もテロの嵐となり、大勢の人たちが巻き添えになって死んでいくだろう。
つまり、ボコ・ハラムの虐殺は世界に輸出されるのである。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。