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空爆への反撃としたら
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15年01月10日 永田町徒然草
この二日間、私はフランス・パリで起こった新聞社襲撃事件に大きな関心を持っていた。それにしてもほとんどの情報は、外国の通信社からのものばかりだった。それにわが国における報道の少なさに驚いた。今日は土曜日であるのだから特番を組んでもおかしくない事件なのだが、ルーティンなものばかりであった。これがわが国における報道の水準なのであろう。表現の自由・報道の自由に対する挑戦だ、と大騒ぎしているのに…。
今回の襲撃は、その襲撃方法といい、逃亡といい、極めて“劇的”であった。まさに世紀のテロ事件といってよい。ヨーロッパとアメリカにおいては、市民の間に大きな反応が起こっている。そのことに異論はないのだが、ひとつだけ腑に落ちないところがあるのである。フランスと“イスラム国”が戦争状態にあるという視点を抜きにして、今回の事件を見るとその本質を見失うのではないかいうことである。
今回の犯行が“イスラム国”と何の関係がないものならば、イスラム過激派が行ったテロと断じればよい。しかし、“イスラム国”が、アメリカやフランスの“イスラム国”に対する空爆への反撃として今回の襲撃を行ったのだとしたら、表現の自由に対する侵害と言っているだけで良いのだろうか。戦争では、何でも行われるのだ。戦争とはそういうものである。
現在の報道では、今回の犯行を行った3人は殺害されたという。私がいちばん知りたいことはフランス当局の発表を信じるしかない。“イスラム国”が今後どのようになるのかは、私には分からない。しかし、テロというものに対する概念を少し考え直す必要があるような気がしてならない。“テロとの戦争”という言葉を初めて使ったのは、ブッシュ米大統領だった。
それでは、また。
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