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テロリストの花嫁 首切られる人も首切る人も慰安婦も、みんな欧米人
http://no-border.co.jp/archives/29039/
2014年11月23日(日)【平田 伊都子】 NO BORDER
「娘をイスラム国から連れ戻した!」と、モニクという名のオランダ女性が花々しくマスコミに登場しました。BBC英国TVなどが伝えるところによると、モニクの娘はアイシャというイスラム式源氏名を持つハイテイ―ンで、イスラム戦闘員と結婚するために、今年の2月にイスラム国が支配するシリアのラッカへ入りました。この数か月間、イラクやシリアに入ったヨーロッパ・ハイテイ―ン花嫁が多数いるそうです。
<アイシャ>とは、イスラム教教祖モハメッドの娘の名前です。
ちなみにイスラム教に改宗したアントニオ・猪木議員のイスラム名は、モハメッド・フセインです。
【アイシャは志願慰安婦?】
現在、アイシャの身柄はオランダ警察が拘束していて、母親以外、外部との接触もマスコミの取材も禁止されている。アイシャの詳細は明らかにされていない。もしテロリスト支援活動で有罪となれば、30年の禁固刑が待っている。
2014年11月19日のBBC英国TVの電話インタヴューに応じたアイシャの結婚相手でオランダ人のオマル・イルマツ(イスラム源氏名)は、「俺はパートタイムのお助けマン兼軍事指導者兼戦闘員だ。オランダ軍で学んだ経験と技術を生かし、イスラム戦闘員を指導している。給料もいいしね…」と、元オランダ兵は語る。
結婚に関しては、「アイシャの相手に決められていた戦闘員が死んでしまったので、俺のところに回されてきた。が、うまくいかなかった。別れた。俺は俺の道を、彼女は彼女の道を進むことになった」と、こともなげに話した。
人殺しも破壊も彼らにとっては気軽な出稼ぎなのだ。
お互いにオランダ人なのだ。
密入国して他国にお邪魔して、テロリスト婚活をすることは止めて欲しい。
結婚も離婚も自分の国でやりましょう。
【2014年11月16日、斬首】
米国人ピーター・カッシング(26)は、英語が達者な欧米人によって首を切られた。
ピーターはイスラム教に改宗し、シリアで人道支援活動をやっていたが、2013年からイスラム国に誘拐されていた。世界中にピーターの生首が公開され、同じ映像で、18人のシリア軍関係者をまさに斬首しようとする欧米人の首切り人が紹介されていた。
首を切られた欧米人はピーターで5人目になる。
映像から推察すると、欧米人の首切り人は一人二人ではない。シリアという戦争テーマパーク内でのことだから、ごく日常的に人の首を切ってしまえるのだろうか?
よくもまあ、こんな残酷なことをするもんだと、映像を見せつけられる庶民は顔をしかめ目を逸らせてしまう。しかし、日本でも「人を殺してみたかった」と、女子高校生が学友を鈍器で殴り殺し、首と手を切断し、内臓を解体した。残虐で破壊的な映像世界で育った世界の若者は、現実の世界と架空の世界がゴッチャになってしまったようだ。
洗脳され残酷慣れした若者の神経は、麻痺している…、いや、若者だけではない。67才の日本女性が何人もの交際相手を毒殺したとか…、一人殺したら慣れっこになって何人でも殺せるとか…、恐ろしいのは人間だ。
もしかすると、私もあなたも人の首を切ることができるのかもしれない…。
ただし、他国を斬首処刑場に使うのは止めましょう。自国に虐殺テーマパークを作ってください。首切りゴッコは自分の国でやりましょう…。
【2014年11月19日、チャック・ヘーゲル・アメリカ国防省長官】
「(ISILは)大国アメリカが相手にするには相応しくない存在だ。しかし、ソフィストケイトされたISIL の不確定な脅威について、検討せざるを得ない状況にあることを認めざるをえない」と、ヘーゲル長官はイスラム国を依然の名称ISILと呼んで、誉め言葉とも思える発言をした。
「我々は、ISILのように、うまく組織され、うまく訓練され、うまく金を集め、作戦上手で残酷で徹底的に攻撃的な軍事集団を見たことがない」と、ヘーゲル言うところのISIL(イスラム国)を持ち上げ「我々はこんな団体みたことない…、彼らは我々以上にイデオロギーを浸透させ、ソーシャル・メデイアを活用している」と続け、「彼らのソフィストケイトされたソーシャル・メデイア作戦は、以前に全く見られなかったもので、これが信じがたいほどの新しい脅威になっているのだ」と、語った。シェイカーを振りながら世間話をしているような、そんな雰囲気で元バーテンダーの米国防長官はISI)L(イスラム国)を語った。
情報戦争ゴッコは外国ではなく、アメリカ本国でやりましょう…。
【そして、アメリカは空爆で英国人イスラム戦闘員を殺した】
2014年11月22日、BBC英国TVは、イスラム国の人質になっている英国人ジョン・カントリー(43)が送信した9分の映像を公開した。その中で、死刑囚用オレンジ色ジャンプスーツを着せられたカントリーは「私の運命は、米英の政策にかかっている。身代金を払って、人質解放をして欲しい」と、訴えた。
イスラム国の信頼すべき筋によると、ロンドン出身のアブ―・アブドッラー(21)とアブ―・ダルダ(20)の2人がシリア国境の町コバニで、米軍の空爆により殺されたそうだ。
アブ・アブドッラー(源氏名)は北ロンドンで育ち、16才の時にイスラム教に改宗し、改名した。2度ほどイスラム国家のビデオに登場し、その中で「俺は9か月前にシリアに入り、シリアとイラクの最前線で戦っている。家族はイスラムからの改宗と帰国を促しているが、俺はこの地で幸せだ。帰るつもりは毛頭ない」と宣言している。
ダルダはソマリア系英国人の末裔で、西ロンドンで育った。彼はトルコ経由で2013年12月にシリアへ入った。彼が出国した英国空港では、テロ対策警官から旅行目的などに関して尋問されたが、うまくかわして旅立った。
英国政府によると、500人以上の英国製イスラム戦闘員がイスラム国側で参戦しているそうだ。一方のアメリカは数百人から千人のアメリカ製イスラム戦闘員を予想している。単純計算をすると、アメリカとイギリスは自国製のイスラム戦闘員を殺すのに、千回以上の空爆を続けることになるのだろうか?冗談じゃない!空爆されるイラクやシリアの市民のことを米英軍は考えたことがあるのだろうか??
自国のイスラム戦闘員の空爆は、自国でやりましょう…。
ここにきて、はっきりしてきたことがある。
それは、シリアとイラクで殺人ゴッコをしているのは、欧米人同士だということだ。
CIA=米中央情報局が9月に発表したイスラム国の戦闘員は20,000〜31,000となっている。11月19日付けBBCの発表によると、約1,000人のフランス人イスラム戦闘員がシリアとイラクに展開しているという。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダ、スペインなどの欧米諸国も、夫々同数のイスラム戦闘員を出しているそうなので、総計数千人以上の欧米人イスラム戦闘員が見込まれる。
つまり、イスラム国テロリスト戦闘員の約半数が欧米人だということになる。「給料のいいパートタイマー」とのオランダ戦闘員や、「デイズに―ランドの様に楽しい」とカメラにVサインを送るアメリカ戦闘員など、彼らのイスラム国参戦動機は軽い遊び気分だ。
さらにはっきりしてきたことがある。
それは、<アラブの春>などとカッコいいタイトルをつけてアラブに放火した真犯人は、欧米人だということだ。イラクとシリアの庶民を残酷に殺し国土を破壊し難民を作ったのは、残虐なイスラム国を演出し、残虐だと非難する欧米です。親や子供を殺され家を焼かれ祖国を追い出されたイラクやシリアの庶民に対して、欧米の戦争犯罪人たちは謝罪をしましょう…、賠償をしましょう…。
イスラム国壊滅などと勝手な言いがかりをつけてイラクやシリアを空爆する前に、きっちり、これまでの戦争後始末をしましょうね。
(平田伊都子/文と画像提供)
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