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「ウクライナ上空でマレー機が戦闘機に撃墜の映像がロシアで公開 (写真) (ロシアの声)」
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投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 15 日 22:28:05: igsppGRN/E9PQ
について:
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ロシア第1テレビが放送したMH17便とそれを追跡攻撃している戦闘機(MIG29)が映っているとされる映像で見える航空機は、マレーシア航空(MH)17便ではない可能性が高い。(ロシア語はまったくわからないのでタス通信の記事に依拠)
というのは、ロシア第1テレビサイトで公開されている映像のスタートから53秒頃から画面で強調されている時刻が、MH17便の墜落事故が起きた時刻とはまったく違っているからである。
日にち・時刻とも英語表記で、2014年7月17日という日にちはMH17便墜落の日にちと合っている。
(わざわざその時刻・日にち表示部分を強調するように映像が変わるのも面白い(笑):そこまでこだわっているのなら、ロシア第1テレビは、表示されている時刻についてなんらかのコメントをすべきだろう(ロシア語がわからないので実際にはしているかもしれないが))
ロシア第1テレビが放送したとする映像には、「UTC1:19:17」という時刻が表示されている。この「UTC1:19:17」は、現地ウクライナ夏時間では午前4時19分17秒である。
MH17便がウクライナ・ドネツク近郊で墜落した時刻については奇妙なことだが二説ある。二つの説の内容は午後5時20分頃と午後4時20分頃だから、いずれにしても夕方の出来事であることに違いはない。
衛星画像のせいかもしれないが公開されている映像も夜っぽいが、夜が明け始める時間帯と思われる午前4時過ぎにMH17便が墜落したという事実(情報)はない。
(ウクライナ政府が積極的に流しロシア政府も“追認”している午後4時20分説は、ロシア関係者とウクライナ親露派勢力の電話でのやり取りやロシア関係者のSNSへの書き込みをMH17便撃墜と結びつけるための偽情報である。MH17便が墜落した時刻はウクライナ夏時間午後5時20分頃(モスクワ時間午後6時20分頃)だと確信している)
映像に映っている航空機がほんとうにマレーシア航空(MH)17便なら、表示されている時刻は誤っている。
どちらが誤りであっても、重要な基礎情報が間違っているような映像をもって“証拠”とするわけにはいかないだろう。
ただ、ロシア技師連盟のイヴァン・アンドリエフスキー1副会長に映像や説明を送ってきたとされるビルト氏(どういう人物か不明)の「マレー機はこれを追跡していたジェット戦闘機によって撃墜された。まずコックピットが砲撃され、その後空対空ミサイルで攻撃されたあと、今度は右エンジンと右翼が光波ホーミング誘導方式のミサイルで打ち落とされている」と説明の主要部分には同意する。
右エンジンと右翼が光波ホーミング誘導方式のミサイルで攻撃されたというのはまったく考えていなかったが、「まずコックピットが機関砲で砲撃され、その後空対空ミサイルで攻撃された」というのは間違いないと思っている。
映像の公開を“媒介”したとされるロシア技師連盟は、8月15日に「MH17便墜落事故分析」なるレポートを公表している。
それは、MIG29ないしSu25いずれかの戦闘機から攻撃を受けて墜落したという内容で、今回の情報と符合している。
ロシア技師連盟は、ロシア政府の“代弁者”であり、情報もロシア政府筋から得ているのだろと勝手ながら推測している。
ロシア・プーチン政権は、MH17便の撃墜事件について、当初から事実を知りながら曖昧にしている。プーチン政権は、首謀者ではないが、撃墜事件を複雑でわかりにくくする“共犯者”だと指摘しておきたい。
※ 資料
「ロシア技師連盟によるMH17便墜落事故分析」(英語ごく一部露語)
http://www.serendipity.li/the_saker/MH17%20report/MH17_Report_Russian_Union_of_Engineers_EN_Oceania_Saker.pdf
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