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ドネツク市ゴルロフカを襲ったウクライナ政府軍のクラスター爆弾の残骸
http://rt.com/news/197692-ukraine-cluster-munition-watchdog/
2014.10.21 RT記事
ウクライナ政府軍は東ウクライナ、ドネツク市の居住区域にてクラスター爆弾を使用していたと、ヒューマン・ライト・ウォッチ(以下HRW)は述べた。クラスター爆弾は、(その非人道性で)戦時国際法で禁止されていると付け加えた。
HRWは調査に従って、彼らは、政府軍と反政府軍の間の戦闘でクラスター爆弾が広範囲にわたって使用されていることを、報告書にまとめている。
「攻撃の多くを結論付けることは可能ではないが、得られた証拠はドネツクへのクラスター爆弾を使用したのはウクライナ政府軍であることを証明している。」と報告されている。
国連はその報告に懸念の表明していて、ステファン・ドゥジャリック事務総長報道官は、会見で潘基文事務総長は、政治的解決を求めていると付け加えた。
HRW職員、被害者の証言、クラスター爆弾の解説
しかし、ウクライナ政府は東ウクライナでの攻撃でウクライナ政府軍によるクラスター爆弾の使用を否定した。
「ウクライナ政府軍は国際法で禁止されている兵器の使用はしたいません。クラスター爆弾ももちろんです。」とウクライナ国防省報道官アンドレイ・リシェンコは火曜日の会見にて述べた。
彼はまた、監視者達はドネツクの義勇軍から策略を目的とした偽情報与えられていて、東ウクライナへの国際監視員の数をもっと増やすべきだと述べた。
「ドネツクの居住区域へのクラスター爆弾の使用については、ウクライナ政府軍はそのような地域への兵器の使用はなかったと言わねばなりません。」
4月にウクライナ政府軍の軍事作戦が始まる前は、ドネツクは約100万人の市民が暮らしていたが、現在は、誇張ではなく「廃墟」となっている。激しい爆撃が何百人という市民の命を奪った。
月曜日、大きな爆発がドネツク市の化学工場で起きた、と市議会がウェブサイトで伝えた。それによると、爆風は半径数キロ内の家屋の窓ガラスを割るほどのものであった。
調査は、少なくとも6人の市民が殺害され、数十人がこの攻撃により怪我をしたと報告している。しかし、HRWはまだ、居住区域での調査は完全ではないので、実際の犠牲者の数はもっと多いかもしれないと述べている。
ドネツク空港内の破壊されたビル
「東ウクライナで、ほとんどの国がその使用を禁止している兵器が、こんなに広範囲にわたって実際に使用されているのを目の当たりにして、衝撃を受けています。」とHRWで上級兵器調査員を勤めるマーク・ヒズナイは述べた。「ウクライナ政府は直ちにクラスター爆弾の使用を止めると約束し、使用禁止の条約への加盟をするべきだ。」
クラスター爆弾の危険は、数百の小さい爆弾がケースに内蔵されていることである。クラスター本体が爆発するとその中の数百個の小さい爆弾が散らばって、地面に衝突したときに爆発するように設計されていることである、と報告書で述べられている。
「小さい爆弾は、サッカー場の広さほどの範囲にわたって無差別に散らばる。そして、その範囲にいるいかなる人もその攻撃の餌食になってしまう。戦闘員であろうが、市民であろうが、(その範囲にいる人は)殺されるか、怪我をするかのリスクに晒されます。」
クラスター爆弾に関する条約は2009年に締結され、114の国が現在加盟している。しかし、ウクライナは加盟していない。
ドネツク空港周辺の破壊された住居ビル
「ウクライナ政府軍が10月上旬にドネツクの中心部でクラスター爆弾を使用したという動かない証拠があります。」とHRWは述べた。
HRWは爆撃があった現場に残っている独特の弾痕と飛び散った子弾の残留物からHRWは、クラスター爆弾の使用を断定した。
「ウクライナ政府軍は直ちにクラスター爆弾の使用を止め、居住区域でのクラスター爆弾使用に関係した人間を特定し説明責任を果たすべきです。そして、ウクライナ政府はクラスター爆弾使用を禁止している条約に批准するべきです。」とHRWは述べた。
ドネツク空港の破壊されたビル
ウクライナ政府は、(HRWの)の申し立てがあったことについて確認も否定もしていない、とHRWは語った。そしてウクライナ政府は7月のクラスター廃絶団体からの送付された文書にも、10月13日付けのHRWによって送付された文書にもいまだ回答していない。
「クラスター爆弾を居住区域に使用するのは全くもって、無責任の極地です。使用を命令した人間はこの件に関して説明するべきだ。」とヒズナイは語った。「ウクライナ政府が市民を守ることを考えるなら、最善の方法は直ちにその使用を止めると公式に約束することです。」
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