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トルコ クルド人治安部隊の越境を許可[NHK]
10月21日 7時52分
トルコ政府は、シリア北部でイスラム過激派組織「イスラム国」と激しい戦闘を続けているクルド人を支援するため、隣国イラクのクルド人の治安部隊がトルコからシリアへ国境を越えるのを認めたことを明らかにしました。
イスラム過激派組織「イスラム国」は、トルコと国境を接するシリア北部の都市で、多くのクルド人が暮らすアイン・アルアラブで攻勢を強めており、陥落する可能性が懸念されています。
トルコのチャブシオール外相は20日、アイン・アルアラブで「イスラム国」と激しい戦闘を続けているシリアのクルド人の部隊を支援するため、隣国イラクのクルド人自治区の治安部隊が、トルコを経由してシリアへ国境を越えて加勢するのを認めたことを明らかにしました。
これを受けて、イラクのクルド人自治区では部隊派遣の準備を進めていますが、その規模やどのように越境するのかなど、詳しいことは明らかにしていません。
トルコでは、シリアのクルド人に同胞意識を持つトルコのクルド人などの間で、トルコ政府の軍事的な支援が十分でないという批判が高まっており、今回の対応はこうした批判をかわすねらいもあるものとみられます。
シリアのクルド人の部隊には、「イスラム国」への空爆を続けるアメリカ軍が航空機を使って、武器や弾薬を上空から投下する支援を行っており、イラクのクルド人部隊が加わることで戦闘にどのような影響を与えるのか注目されます。
米戦闘部隊が増えると歓迎
トルコ政府が、隣国イラクのクルド人部隊が「イスラム国」との戦闘のため、トルコを経由してシリア入りするのを認めたことについて、アメリカ国防総省のウォレン報道部長は20日、記者団に対し「『イスラム国』と戦える部隊が増えることになり、歓迎する」と述べました。
アメリカ軍も、「イスラム国」と戦闘を続けるシリアのクルド人部隊を支援するため、陥落するおそれがあるシリア北部のアイン・アルアラブの周辺で19日、航空機を使って武器や弾薬を上空から投下する作戦を行っています。
一方、トルコ政府は、国内にクルド人の武装組織を抱えていることなどから、隣国のクルド人の部隊に武器を供給することには神経をとがらせています。
このため、アメリカ軍が武器投下の作戦を実施するのに当たっては、オバマ大統領がトルコのエルドアン大統領と事前に電話会談を行い、クルド人部隊の支援に理解を求めていました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141021/k10015556671000.html
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