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[ワルシャワ 20日 ロイター] - ポーランドのシコルスキ元外相は、同国が2008年にロシアのプーチン大統領からウクライナの割譲を提案されていたことを明らかにした。米政治情報サイトのポリティコの19日付インタビューに答えたもので、同氏は9月まで外相を務めていた。
ポリティコによるとシコルスキ氏は、同国のトゥスク首相(当時)がロシアを訪問した際にプーチン大統領から話を持ちかけられたと発言。「プーチン氏はわが国に対し、ウクライナの割譲に参加することを希望していた」と述べた。
プーチン氏は「ウクライナは作りものの国家であり、そもそも西部のルボフはポーランドの街だ。共に、正常な状態に戻そうではないか」とも述べたという。ルボフは第2次大戦前、ポーランド領だった。
トゥスク氏は、会話が録音されていることを認識していたため提案については回答しなかったが、その後も関心を示すことはなかったという。
インタビュー内容が公開された後、シコルスキ氏はツイッターで「発言の一部は誇張されている」と述べた。
トゥスク氏の後任であるコパチ首相は20日、同国のテレビ局で「そのような提案がプーチン大統領からあったとすれば、これはスキャンダルだ」と主張。「わが国の首相は、他国を分割するなどという恥ずべき行為には決して加わらないだろう」と強調した。
ポーランド外務省とロシア政府からのコメントは得られていない。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0IA08420141021
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