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「イスラム国」との戦いは第3次イラク戦争だ 畑中美樹・インスペックス特別顧問に聞く(上) (東洋経済)
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/428.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 10 月 12 日 06:56:05: igsppGRN/E9PQ
 

トルコとの国境に近いシリアのコバニでは攻防戦が続く(ロイター/アフロ)


「イスラム国」との戦いは第3次イラク戦争だ 畑中美樹・インスペックス特別顧問に聞く(上) 
http://toyokeizai.net/articles/-/50287
2014年10月12日  中村 稔:東洋経済 編集局記者 


シリアとイラクで活動する過激派「イスラム国」への米国主導の空爆拡大によって中東情勢は混迷の度を増している。戦闘は長期化が必至とされ、イスラム国による報復テロ多発も危惧される。今後の中東情勢の行方と原油価格やビジネスへの影響、テロから身を守る対処法などについて、中東情勢を長年ウォッチし、中東全域に豊富な人脈を持つ畑中美樹・インスペックス特別顧問に聞いた。インスペックスは中東・北アフリカ治安情勢の助言や情報提供を行う情報・コンサルティング会社。


■フセイン時代の共和国防衛隊やバース党員が共闘


――「イスラム国」とはどのような組織か。


イスラム国の全容はまだはっきりとはわかっていないが、イスラム国の元メンバーのインタビューなどが先進国の専門機関を通じて行われており、多少輪郭がわかってきている。


一般のマスメディアでは、アルカイダと同様、イスラム原理主義の過激な国際テロ組織ととらえられているが、実態はそうではなく、本当に「国」をつくろうとしている人たちの集まりである。イラク戦争で米国に敗れたサダム・フセイン政権下の旧軍人や、当時イラクの与党であったバース党の党員らが中核としてイスラム国を支えている。


6月に(イラク北部の都市)モスルを制圧した時などの軍事作戦を見ていると、どう考えても素人による作戦ではない。モスル制圧の後、首都バグダッドに進軍するが、落とせないとなると今度は北部のクルド人地域を攻撃。その過程で油田や製油所、ダムといった、国家にとってのライフライン、収入源になる施設をしっかり押さえている。


こうした組織的、計画的な動きは、単なるテロリスト、過激派集団が行っているのではなく、軍事的経験のある旧軍人や政権を担ってきたバース党員たちがバックにいることを示している。


そのため、私は今のイスラム国の動きを「第3次イラク戦争」と呼んでいる。


第1次が1991年1〜3月の湾岸戦争。米国はこれでサダム・フセイン政権を叩いたが、大量破壊兵器を持ったまま生き残ったという疑いを理由に2003年3〜5月にイラク戦争を行った。これが第2次。結果としてサダム・フセイン政権は崩壊し、フセイン大統領も処刑された。


しかし、米軍がバグダッドに進攻した時に、フセイン大統領を守る強力な軍隊と言われていた共和国防衛隊の大半が忽然と消えてしまった。一方、バース党員はイラク民主化の過程で追放された。彼らが、台頭してきたイスラム国の指導者と嫌米、反米で一致し、戦術的な共闘を組んだ。したがって強力になったと考えられる。


米国のヘーゲル国防長官の議会証言などを聞いていても、イスラム国は単なるテロ組織ではなく、準国家組織のような言い方をしている。米国はその辺をよくわかっているのだと思う。空爆だけでは解決できず、数年以上かかると言っているのは、最終的には地上での戦闘で駆逐しない限り勝てないと考えているからだ。


■問題はシリア、自由シリア軍はあてにできない



畑中美樹(はたなか よしき)●1950年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。富士銀行、中東経済研究所カイロ事務所長、国際経済研究所主席研究員、国際開発センターエネルギー・環境室長、同研究顧問などを経て現職。中東や北アフリカ諸国の王族、政治家、政府関係者、ビジネスマンに知己が多く、中東全域に豊富な人的ネットワークを有する。(撮影:尾形文繁)


――米国中心の有志国連合が、イラクからシリアへとイスラム国に対する空爆を拡大しているが。


空爆だけでは終わらないことはわかっている。したがって、イラクについては、イラクの正規軍を米国の軍事顧問団によって訓練し、新たな軍備も供与して、イスラム国と地上で戦闘させている。


問題はシリアだ。米国はシリアのアサド政権とも敵対しており、同政権を支援するわけにはいかない。となると、サウジアラビアをはじめとする湾岸諸国や米欧が支援してきた反アサド政権組織の自由シリア軍を中心に、やはり武器を与えて、戦術・戦略も教えて支援していくことになろう。ただ、イラク正規軍とは違い、自由シリア軍は過激派組織で、人数も少数なので、イスラム国と対等に渡り合える戦力になるかははなはだ疑問だ。


――最終的に米国自身が地上軍を派遣する可能性は。


オバマ政権が続く2016年までは米兵の地上軍派遣はないだろう。ただ、イラクにはすでに1600人の軍事顧問団が入っており、イラク正規軍が最前線で戦っている時にその一部が後方で指示を出したり作戦を供与したりすることはあるだろう。それでもイスラム国は駆逐されないと見られ、次の大統領が就任する17年以降に米国の世論がどうなっているかによって、場合によっては地上軍派遣がありうるかもしれない。


オバマ大統領は、本心としては中東にあまり手を染めたくないと考えているようだ。それよりも、国内の経済問題を中心に政策努力を集中し、米国経済を再生することに最大の関心がある。ただ、今年の中間選挙を控え、中東問題でこのまま何もしないと選挙に大敗しかねない。それを食い止めるためにも、空爆の決断をしたということだろう。11月の中間選挙後にオバマ政権がどう動くかはよく見ていく必要がある。


日本人はテロに巻き込まれないよう警戒を


――米国などの世論を動かしたイスラム国による欧米人の公開処刑や無差別テロ、諸外国からイスラム国への大量参加といった動きがさらにエスカレートする恐れは。


空爆が始まったことにより、イスラム国は逆に自分たちは被害者だと広報宣伝活動を強めるだろう。彼らが主張しているのは、今のイラクやシリアの国境線は20世紀初頭に当時の大国が勝手に引いたものであり、そうした外国勢力の庇護下にある政権を倒し、すべてをイスラム国にすべきだというものだ。


そうした主張に共鳴する人たちの間では、空爆開始を機に、イラクやシリアに入ってイスラム国に加わろうという動きが強まるかもしれない。また、欧米で、あるいはアジアも含めて、欧米系の経済権益や人々に対するテロ攻撃が起きる可能性がある。


――日本人がターゲットになる可能性も高まっているといえるか。


彼らの考える費用対効果から言えば、日本人を直接ターゲットにする可能性は低いだろう。彼らのいちばんのターゲットは、空爆を始めた米国や、イラクで空爆に加わったフランス、武器供与や人道支援をしている英国やドイツ、軍事作戦参加を表明した豪州やカナダ、オランダなどの人たちだろう。


欧米以外では、今回の空爆に参加したサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、カタール、バーレーン、ヨルダンの人たちや石油を中心とした経済施設、さらには欧米の外交施設、欧米系のホテル、ショッピングモールなどでテロの警戒を要する。


日本人はおそらく直接の対象というより、昨年9月にケニアのショッピングモールで起きたように、テロに巻き込まれる二次被害のほうが可能性として高いのではないか。


――中東に展開する日本企業のビジネスマンたちへのアドバイスは?


これまで比較的安全と思われていた湾岸の産油国もこれからは報復の対象になるため、これまで以上にテロの発生を意識した警戒的行動をとる必要がある。特に気をつけなければならないのは、米国、英国、フランス、ドイツなどの外交施設やそれらの国の公共施設に行くときには細心の注意が必要だ。


また、欧米系のホテルやショッピングセンターに行くときも気をつけなければならない。さらに、産油国なので油田施設などへの出入りも注意を要する。


■現地のホテルでチェックすべきこと


――畑中さんご自身が中東にいるとき、心がけていることは?


なるべく欧米系のホテルは避けるようにしている。特にユダヤ系の資本が入っていないホテルを選ぶ。ホテルに泊まる時も、なるべく3階から7階ぐらいの部屋にしている。なぜなら、自動車爆弾が地下の駐車場や1階で爆発したときに、大きな影響を避けられるからだ。7階ぐらいまでというのは、消防車のはしご車が届く範囲を考えてのものだ。


また、部屋では二重にロックをするのに加え、窓のカーテンは二重に閉めておく。爆破されても、ガラスの破片が飛んでこないようにするためだ。寝るときにも、枕元にパスポートや現金などを入れたビニール袋を置いておき、緊急時にさっと持って逃げられるようにしている。また、部屋に入ったら必ずホテル内の案内図を見て、自分の部屋の位置や逃げる経路を頭に入れておくよう心がけている。


 

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コメント
 
01. 仁王像 2014年10月12日 08:13:25 : jdZgmZ21Prm8E : oMlbdTdKzo
 この真っ黒に日焼けした髭むじゃの人物は、中東問題では度々テレビに出ていた。この日焼けはゴルフではなく、長く中東を訪れているからだろうと思ったものだ。
 言っている内容や経歴から見て、デタラメを並べているとはとうてい思えない。イスラム国の実態が徐々に浮かび上がってきた。この調子だと、向こう1年ぐらいでイスラム国の輪郭は誰の目にも明らかになるのではないかと思う。
 多くの阿修羅人も参考にすると良い。といっても陰謀脳に冒されていると、見たいものしか見れなくなる。その自覚症状もないから、非常に厄介だ。

02. 2014年10月12日 11:14:15 : LBtbDXFoS6
9.11のあと、間もない頃だったと思うが、米国のお偉いさんの誰だったかが、「このテロとの闘いは数十年は続くだろう」と言っていた。以来、まだ十三年しか経たないわけだが…
本体のはっきりしないテロ集団よりも「国家」になってもらった方が長持ちするんだろうか。

「昔、ヨーロッパに勝手に引かれた国境線を自分たちで変えようとしている。だから、これはアラブ世界の巻き返し運動だ」みたいな話は木村太郎氏とかも言っていたらしい。しかし「今の中東の国境線を引き直したい」というのは欧米側の意向として、少なくとも2006年あたりには表に出ていた話だ。「新中東地図」で検索を掛けるとけっこう出て来るが、これ自体は公になっている話でけして陰謀論などではない。
まあ、建前的には「民族、宗派別に国境線を引き直せば、テロや紛争が減るであろう」という、どこまでも「善意のお話」だったのだが、NATOの将校教育用のテキストにもかなり前から載っていて、それを見たトルコの将官が怒ったっという話もどこかで読んだ。

例)

悪化する中東情勢と米国の描く中東の新地図
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/02fd053d9b1b3bc07880def3fd123ac0
●中東新地図は実現可能か 2006年07月26日(水)
(注:上記のページの真ん中より下の方に書いてあります。私も以前見た記憶がある記事で、元は東京財団 シニアー・リサーチ・フェローの佐々木良昭氏の「中東TODAY」のものですが、古すぎて元ブログからは消えていしまっているようです。たまたま、「国際情勢の分析と予測」というブログがそれを転載されていたのが残っていましたので、上記はそちらのアドレスです。なので、最下部のコメントはそちらのブロガー氏のものです)

カナダのオタワ大学のミシェル・チェフドフスキー教授などは今回のイスラム国騒動に絡めてこの地図のことに触れている。
マスコミに載らない海外記事より アメリカが支援するイスラム原理主義カリフ国家創設を狙ったイラクの計画的破壊と政治的細分化
(後半の「結論」の部分に同じ地図が載っています)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-0fb3.html

もちろん、こんなことは中東に詳しい人間なら知らないはずはないのだが。

シリアを本拠にするイスラム国(ISIS)の構成員の多くはその幹部も含め、ほとんどがシリア人ではなく外国人だと聞く。
(シリア人はせいぜい5%くらいだと何処かで読んだ)他人の国へ来て狼藉を働く連中にどんな正当性もありはしない。

「国家」を作ろうとしているのだから、ただの犯罪者集団ではなく、「敵国」としてそれなりの扱いをするべきだと言うなら、かつての日本のオウム真理教団にもそうすべきだったということになってしまう。(そういえばあれも「宗教国家」だったな)あるいはどこかの隣国で失脚した連中が日本へ流れて来て、世界中から仲間を呼び集めて、ここに「大東亜共栄国」を作るなどと言って、日本を基点にして「国家建設」など始められたらたまったものではないだろう。(それを外部から「あれらは皆同じ東アジア人だし、元は同じ漢字文化や儒教文化を共有していた連中だ。だからあれは東アジアの欧米に対する抵抗だ」とか、勝手に思われても困る)

去年、アサド政権を欧米が支援する反政府軍が攻撃していた頃には、怯えたような表情の子供の写真を載せたUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のシリア難民支援のネット広告はうるさいほどに見かけたものだった。(当時はアサド政権が化学兵器を使って自国民を虐殺したという疑いを掛けられていた)現在もイスラム国(ISIS)から逃れるシリア難民の数は膨大な数に上っているようなのに、その種の広告はほとんど見かけないようだがどうしてだろう?国連は引き続き、支援、広報すべきではないだろうか。

トルコのトピックス シリア難民の大流入にトルコの国境の町は大騒ぎ 2014年09月24日 | 国際
http://blog.goo.ne.jp/sachiko-lale/e/5645c36f8f396e319ed0d0cd45253c8e?fm=rss 


03. 2014年10月12日 11:51:50 : c5rnReIqAy
この説明にはある程度篤信がいく。
俺はイスラム国には旧政権の不満勢力が関わっているという説を早くからコメントしてきた。
他コメントでは相変わらずイスラム国はアメリカのパペットだという認識が多いのだが、俺がイスラム国にはひょっとして旧政権の残党や支持者が関わっているのではないのかと思った理由はバグダッド攻略を目指したあの大波のような組織力と戦術が、従来のアルカイダ系の武装勢力に見られない非常に統制の利いた連絡系統を持つ軍隊経験者が多くいることにあるのではないのかとふと思ったからである。
イラク中部はスンニ派部族が多いし、中北部サラーフッディーン県ティクリートはサダム・フセインの故郷である。
イラク戦争におけるイラク・レジスタンス運動は中部各地域のスンニ派地域から起こった。
その軸を成したのは旧イラク軍、大統領警護隊、サダムフェダイーンそしてバアス党秘密警察及び支持者たちであった。
その総指揮を裏からとっていたのがフセイン政権ナンバー2といわれたイザト・イブラヒム。
現在はシリアに亡命しアサド政府の庇護を受けている(逮捕されたといわれたがこれは誤報。持病が悪化し死亡したとも言われているが真相は不明)ともいわれるそのイザト・イブラヒムがISISの中部からバグダッドに向けての南下大攻勢を「バグダッドの解放は近い」と声明を出したニュース(これが本人のものかという基本的な疑問はひとまず措く)を聞いてますますその思いは強くなった。
これは湾岸戦争終結後からイラク戦争までのイラク情勢をウォッチしてきた者でないと分らないかもしれない。
ただ個人的にはイスラム国が旧政権残党の戦略と総て合致しているのかどうかといえば、まったくそうは思っていない。
やはり戦略的共闘、あるいは結果的にそうなった。
これを叩く側からすれば旧政権の残党であろうとイスラム国のような原理主義者集団であろうと敵であるからひとまとめにして攻撃してしまえとの思いから、イスラム国=旧政権の不満勢力との野合と認めたほうが地政学的に支持が得られやすいという計算も働くだろうから、いろいろな思惑が蠢いているということは覚えて措いていたほうがいいだろう。


04. 2014年10月12日 12:50:23 : LBtbDXFoS6
>>02ですが、書いてて思い出しましたが・・・

そう言えば満州国ってありましたね。
あれも「欧米世界に対抗してアジアに理想国を作るんだ」っていう建前ではあったようですが…


05. 仁王像 2014年10月12日 14:39:51 : jdZgmZ21Prm8E : oMlbdTdKzo
 >>02

 悪化する中東情勢と米国の描く中東の新地図
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/02fd053d9b1b3bc07880def3fd123ac0
 から引用すると次のごとしです/仁王像

●中東新地図は実現可能か [2006年07月26日(水)]
>アメリカの将校であるラルフ・ピーターズ中佐が、今後の中東世界がどう変わるべきか、という内容の論文をアームド・フォース・ジャーナルで発表している。
 新生のクルド国家は、トルコ領土の20パーセント程度を領有し、黒海にまで広がる。その結果、クルド国家は黒海への港のアクセスを持つことになり、アメリカが長い間望んできた、黒海に軍港を確保することが出来ることも予想される。
 イギリスやフランスが確定した現在の中東地図ではなく、中東には新しい地図が必要であり、その構想では人種、宗教、宗派の分布状況に合わせた新たな国境線が引かれるべきであり、それがテロ問題の解決に役立つとしている。

 この構想に基づいた新中東地図を見ると、サウジアラビアやイランは産油地帯を失い、イラクから分離独立し新たに設立される、シーア派のイラク国家には、サウジアラビアとイランの産油地帯が含まれることになっている。
 ヨルダンは拡大するが、そのヨルダン領土が現在のハーシム王家のものになるのか、パレスチナ人のものになるのかは不明だ。あるいは、新たに計画されているメッカ、メジナを中心とするソフト・イスラム国家に、ヨルダンの王家は移住させられるのかもしれない。

 アラブ諸国ばかりではなく、西アジアにも大きな変化が生まれるというこの計画が、著者個人の構想なのか、アメリカ国防省の計画なのかは不明だが、相当な抵抗が起こるであろうことが予想される。

【佐々木良昭のコメント】
>中東の新地図は実に興味深い。ユダヤ金融資本の支配下にあるヨルダン、米国と友好関係を結んだインドは領土を維持ないし拡大させ、ユダヤ金融資本の命令に従順でないトルコやイラン、サウジ、シリア等は分割して油田地帯を分離して米国が属国として支配するという形式だ。逆に言うと、このような国境線の引き直を行わない限り、中東の油田地帯を米国を介してユダヤ金融資本が支配し続けることによる石油ドル体制の維持は不可能ということだろう。そして、イラク一国すら占領できない米国に、中東全体の国境線の引き直しなど出来るわけがない。ユダヤ金融資本-米国-中東油田地帯という世界統治システムの崩壊はもはや避けられないことが確実になっている。


 〔仁王像〕
 中佐の構想は、今のイスラム国の辺りにクルド国家を作りたいということのようだが(地図が読みにくく判別できない)、現在イスラム国はクルド人を弾圧していて、全く話になりません。
 佐々木良昭氏も「米国に、中東全体の国境線の引き直しなど出来るわけがない」と言い切っています。私もそう思います。

 イスラム国が米国の傀儡なら、なにも空爆などせず放置しておいて、構想にある版図を得たなら、それこそ国連を動かしてイスラム国の承認へ持って行けば良い。時期をみて北部をクルド国家として切り離すのである。


06. 仁王像 2014年10月12日 15:08:21 : jdZgmZ21Prm8E : oMlbdTdKzo
 (05に追加)

 中佐の構想は、笑っちゃうぐらい米国の利害が100%露骨に出ていて正に理想の中東地図になっている。
 結局、中佐の白日夢ということで葬られたのだろう。とっくに用済みの陰謀だから露見しても差し支えない。
 米国もやる気はない。第一、中東全体を敵に回し猛反発を食らって頓挫するのは必至である。


07. 2014年10月12日 15:27:58 : LBtbDXFoS6
>>05 仁王像さん

>佐々木良昭氏も「米国に、中東全体の国境線の引き直しなど出来るわけがない」と言い切っています。私もそう思います。

あの、下の注意書き読んでもらえました?(^^;)

>(注:上記のページの真ん中より下の方に書いてあります。私も以前見た記憶がある記事で、元は東京財団 シニアー・リサーチ・フェローの佐々木良昭氏の「中東TODAY」のものですが、古すぎて元ブログからは消えていしまっているようです。たまたま、「国際情勢の分析と予測」というブログがそれを転載されていたのが残っていましたので、上記はそちらのアドレスです。なので、最下部のコメントはそちらのブロガー氏のものです)

で、仁王像さんが引用された部分はリンク先ではこうなっていたと思いますが、
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/02fd053d9b1b3bc07880def3fd123ac0

>>。レ私のコメント】
 前にも触れたが、イスラエルがガザとレバノンの南北二正面作戦を開始したことは、第二次世界大戦でユダヤ金融資本に操られた日本軍とドイツ軍が自殺的な二正面作戦を開始したことを想像させる。現在のイスラエル政府もまた、ユダヤ金融資本の命令で戦争を開始させられたのだろう。しかし、日独とイスラエルの違いは、日独は先住民族だがイスラエルは侵略民族であることだ。イスラエルの敗北は、現在イスラエルに居住する何百万人ものユダヤ人の難民化、あるいは絶滅を避けられないものにするだろう。

>> 中東の新地図は実に興味深い。ユダヤ金融資本の支配下にあるヨルダン、米国と友好関係を結んだインドは領土を維持ないし拡大させ、ユダヤ金融資本の命令に従順でないトルコやイラン、サウジ、シリア等は分割して油田地帯を分離して米国が属国として支配するという形式だ。逆に言うと、このような国境線の引き直を行わない限り、中東の油田地帯を米国を介してユダヤ金融資本が支配し続けることによる石油ドル体制の維持は不可能ということだろう。そして、イラク一国すら占領できない米国に、中東全体の国境線の引き直しなど出来るわけがない。ユダヤ金融資本-米国-中東油田地帯という世界統治システムの崩壊はもはや避けられないことが確実になっている。

以上の部分は元ブログの佐々木良昭氏のコメントじゃなくて、佐々木氏の記事を転載されている「国際情勢の分析と予測」のブログ主さんのコメントだと思います。わかりにくくてたいへん申し訳ないんだけど、元の佐々木氏のブログ「中東TODAY」には期限切れで残ってないみたいなんですよ、この記事。で、仕方なく(と言ったら失礼にあたりますが)こちらのブログさんの記事を紹介させていただきましたが、メインはあくまで佐々木氏の記事ということで。

ともかく、過去に英などが引いた国境線を欧米側が絶対視しているわけではないので、それに手を付けたから、反欧米運動に違いないというのは根拠にならないのでは?と思ったので、ということで書きました。
クルドについては今は弾圧していても最終的に彼等の国を残すということもあるかと思いますが。


08. 2014年10月12日 15:29:25 : LBtbDXFoS6
すいません
【私のコメント】が文字化けしました。

09. 2014年10月12日 15:39:34 : lTiO4xJzvU
仁王像は
いまや生きた化石と化した、なんちゃって陰謀論(中途半端な陰謀論)で、アホウヨを洗脳しようというタイプ

最早、時代遅れの低レベル
特にそんなものが阿修羅で通用するはずもないので、黙殺で良いが

問題は
>>03のような奴だ
己の言うとおりなら、ウイグルだチェチェンだと、なぜ馬鹿みたいに話が広がる?

いい加減にしておけよ

俺も、だんだんとイラついてきた


10. 仁王像 2014年10月12日 15:51:21 : jdZgmZ21Prm8E : oMlbdTdKzo
 >>07

 佐々木氏であろうとブロガー氏であろうと、このコメントには賛成。

>国境線を欧米側が絶対視しているわけではないので、それに手を付けたから、反欧米運動に違いないというのは根拠にならないのでは?

 米国の白日夢を語ったもので、実現不可能のものですよ。
 米国がこれを真面目にやろうとするほどには、インテリジェンスが劣化しているとは思えない、と言ったらお分かりかな。露見した陰謀を真面目にやるバカはない。(あとは既に述べた)


11. 2014年10月12日 16:05:45 : a23rSPtwXA
イスラム国を打倒するのに数年かかる←何ですかなこれは。
地上軍を送って十年経ってもできなかったことが空爆だけで出来るはずもない。

12. 2014年10月12日 18:21:00 : cvmFnkl1dA
飲酒さえ認める世俗的なバース党と宗教国家を目指すイスラム国の野合。ありえない。

突如として現れたイスラム国のメンバーの変遷

アルカイダ→自由シリア軍→世界各国の閉塞感を持つ若者→バース党員


だいたいバグダディがカリフを目指すこと自体、おかしい。

イスラム社会の英雄サラディンでさえスルタン(世俗の王)

カリフは本来、スンニ派の規定だと預言者ムハンマドと同じクライシュ族に属するアラブ人でなければならない。

それとも、テュルク系のオスマン帝国のようにアッバース朝の末裔からカリフ権を譲り受けたとでもいうのか。


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