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(回答先: ISISI攻撃特需で米軍需産業が大儲け:攻撃参加国から注文殺到:空爆は住民虐殺が続き、ISISは支配地をいっそう拡大 投稿者 あっしら 日時 2014 年 10 月 08 日 02:21:30)
※ 注
転載する記事にある「シリア北部コバネ」は「アイン・アル・アラブ」の別名。
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『ニューズウィーク日本版』2014−10/14
P.18
「ISIS空爆「効果ゼロ」の訳
イラク北部とシリア北西部のイスラム教スンニ派テロ組織ISIS(自称イスラム国、別名ISIL)を打倒するには、早期の地上軍派遣が必要―各方面の意見はほほ一致している。
「シリア空爆の効果は挙がつていない。米軍が現地の反政府勢力と連携していないからだ」と、シリア北部コバネでISISと戦うクルド民兵組織「人民防衛隊」のセフカン・ジヤ司令官は言う。
英前統合参謀総長のリチャーズ卿もほほ同意見だ。「地上軍投入は不可避だ。空爆でISISの一部を破壊することができても、壊滅はさせられない」。10万人規模の部隊を投入しない限り、戦闘は「永遠に続く」。
「ISISの一部を破壊」できたかにさえ、疑問を呈する向きがある。
米軍が空爆したのはシリア東部デリゾールや北部ラッカにあるISISの「空っぽ」の基地で、「コバネ郊外の武器庫は攻撃を受けていない」と、ジヤ司令官は指摘する。
ISISには多数の欧米出身者が含まれ、3万1000人の兵士がいるとCIAは予想。オバマ米大統領は、予想より多いかもしれないと語っている。ISISを相手に最も粘り強く戦っているのは、クルド人民兵組織「ペシュメルガ」。その兵力は約3万5000人だ。
ISISは現在、オランダの国土ほどの地域を支配下に置き、イラクのクルド人居住地区にも触手を伸ばす。また米軍の攻撃がデリゾールやラッカに集中するなか、ISISはより安全と思われるトルコ国境のコバネの兵力を増強しているという。
空爆開始が発表されると、ラッカからは大勢の住民が逃げ出した。町に残った住民は今、どうしているのか。ラッカの現状を伝えるサイトを立ち上げた人物はこう語る。
「ISISは、自分たちの家族はすべて避難させ、ラッカの住民を人間の盾にしている」
彼によれば、「まずアサド政権を空爆し、それから反政府勢力に武器を渡すことだ。そうすれば私たちがISISと戦う。空爆だけでは何もならない」。
マーク・パーマー」
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