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ドネツクでは赤十字の職員が親米軍の砲撃で殺されたが、ここに留まった1300名以上が行方不明
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201410040001/
2014.10.05 04:05:00 櫻井ジャーナル
ウクライナの東部、ドネツクでは1300名以上の住民が行方不明になっているという。
ジョン・ブレナンCIA長官が秘密裏にキエフを訪問した4月12日以降、ウクライナの東部ではアメリカ/NATOを後ろ盾とするキエフ政権が民族浄化作戦を開始、100万人近い住民がロシアへ避難しているが、留まった住民もいた。そうした住民の中に行方がわからない人がいるのだ。ドネツク近郊、キエフ政権が送り込んだ親衛隊の駐屯していた地域で「集団墓地」が発見されつつあるが、遺体はそうした行方不明者の一部である可能性が高い。
こうした調査が続く中、砲撃でドネツクではICRC(国際赤十字委員会)の職員が殺されたと報道されている。EUのキャサリン・アシュトン外務安全保障政策上級代表(外交部門の責任者/イギリス人)は「受け入れがたい」とコメントしたようだが、ドネツクを含む東/南部で破壊と殺戮を繰り返してきたキエフ政権を後押ししていたひとりがアシュトンにほかならない。
今年2月、アメリカ/NATOを後ろ盾とする勢力がネオ・ナチを使ったクーデターを実行した直後、2月25日にエストニアのウルマス・パエト外相はキエフへ入って調査、「全ての証拠が示していることは、スナイパーに殺された人びと、つまり警官や街に出ていた人たち双方、そうした人びとを同じスナイパーが殺している。同じ筆跡、同じ銃弾。実際に何が起こったかを新連合(暫定政権)が調査したがらないほど、本当に当惑させるものだ。スナイパーの背後にいるのはヤヌコビッチでなく、新連合の誰かだというきわめて強い理解がある」としたうえで、「新連合はもはや信用できない」とアシュトンに報告しているのだが、それに対するアシュトンの回答は「議会を機能させなければならない」だった。つまり、事実を隠せということ。そのひとつの結果が東/南部での破壊と殺戮だ。
http://www.youtube.com/watch?v=ZEgJ0oo3OA8
アメリカ政府は全ての勢力が国際人権法に従うように求めたというが、人権を無視して好き勝手に軍事侵攻を繰り返し、破壊と殺戮を世界に広めているのがアメリカ。アメリカ政府が国際人権法を守れば世界は平和になるだろう。まさに厚顔無恥。
一方、中東では自らが作り上げたIS(イスラム首長国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)の「首切り」を口実にしてイラクやシリアを空爆しているアメリカ。この理屈をウクライナに適応すれば、住民を虐殺しているキエフ政権を空爆しなければならない。
勿論、中東で「首切り」に反応した理由はシリアを空爆したいからだと少なからぬ人が推測している。空爆を拡大し、シャール・アル・アサド体制を倒そうとしている。アサド体制を倒して傀儡政権を樹立すれば、「大イスラエル構想」に合致するだけでなく、油田やパイプラインを制圧してエネルギーを支配できるとアメリカの支配層は考えているのだろう。
ウクライナの場合も東/南部の天然ガスを西側の巨大資本は狙っているのだが、それだけでなく、ロシアを属国化して世界制覇を実現するためにはウクライナを制圧しなければならないと考えている人たちがいる。その戦略を打ち出したのはズビグネフ・ブレジンスキーで、1990年代の後半のことだ。
コーカサス/中央アジアもアメリカのロシア戦略の上で重要な地域。グルジアへはアメリカやイスラエルの強い影響下にあり、チェチェンでも工作を続けている。ウクライナへもチェチェンでロシア軍と戦っていた戦闘員が入り込んでいた。この地域からISの戦闘員としてシリアやイラクへ向かった人も少なくない。そうした人びとが戻り、ロシアに対してゲリラ戦を始めることは十分に考えられる。
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