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米国の国防長官と統合参謀本部議長がシリアに飛行禁止空域を設定する可能性に言及、体制打倒へ
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409280001/
2014.09.29 04:30:36 櫻井ジャーナル
アメリカ政府がIS(イスラム首長国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)に対する攻撃を口にしはじめた直後から、本当の目的はバシャール・アル・アサド体制の打倒ではないかと言われてきた。その推測を裏付けるような発言をアメリカのチャック・ヘイゲル国防長官とマーチン・デンプシー統合参謀本部議長が9月26日にしている。「飛行禁止空域」を設定する可能性について言及したのだ。
http://www.nytimes.com/2014/09/27/world/middleeast/us-considers-a-no-fly-zone-to-protect-civilians-from-airstrikes-by-syria-.html?_r=1
シリアとほぼ同じ頃に始めたリビアの体制転覆プロジェクトで、アメリカ/NATOはまず「市民を守る」という口実で「飛行禁止空域」を設定、リビア軍を空爆で叩く一方、地上ではアル・カイダ系の戦闘集団のLIFG(リビア・イスラム戦闘団)を使っていた。
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/africaandindianocean/libya/8407047/Libyan-rebel-commander-admits-his-fighters-have-al-Qaeda-links.html
軍事衝突が始まった直後、ムアンマル・アル・カダフィは反政府派とアル・カイダを結びつける発言をしていたが、それに留まらず、アメリカ/NATOもつながっていたのである。
この「リビア方式」をシリアで実行することはロシアが抵抗して実現しなかったわけだが、そのプランを再び持ち出してきた。それだけでなく、ヘイゲル長官とデンプシー議長は1万2000から1万5000名の反シリア政府軍の「穏健派」を訓練する必要性も口にしている。
この訓練もISを口実に使っているが、「穏健派」もISも戦闘員は重なっている。前にも書いたことだが、昨年、ジョン・マケイン上院議員がトルコからシリアへ密入国して参加した会議には、「穏健派」とされるFSAのイドリス・サレム准将がISを指揮していたイブラヒム・アル・バドリー(アブ・バクル・アル・バグダディ)と同席していたことを示す写真がある。飛行禁止空域の設定や反シリア政府軍戦闘員の訓練はアサド体制を倒すことが目的だとしか考えられない。
ところで、ISを西側メディアはISISと表記することが多い。エジプト神話に登場する女神のイシスと同じだ。オシリスの妹にして妻。ホルスの母親でもある。ナチスにつながるカルトの信者にとってホルスの時代とは、キリスト教にかわって力、世界戦争、世界規模の殺戮が現れる時期だという。
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