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23日のシリア領空爆でISは打撃を受けたと報道される一方、破壊されたビルは空だったとの報告も(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/337.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 27 日 18:29:15: igsppGRN/E9PQ
 

23日のシリア領空爆でISは打撃を受けたと報道される一方、破壊されたビルは空だったとの報告も
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409270000/
2014.09.27 17:47:00 櫻井ジャーナル


 シリア領内にあるIS(イスラム首長国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)の拠点をアメリカ軍が空爆したのは9月23日。いくつかの野営地が放棄され、ひとつのビルが破壊されて避難していた市民が犠牲になり、ISの重要拠点も破壊されて多くの戦闘員が殺されたと報道された。アメリカ/NATOやペルシャ湾岸の産油国に支援されてきた反政府軍は、シリア政府軍が攻撃されなかったことを怒っているともされている。
http://www.mcclatchydc.com/welcome_page/?shf=/2014/09/23/240813_syrian-rebels-angry-that-strikes.html

 それに対し、現地で取材していたCNNのアーワ・デイモンは24日朝の放送で、ISの戦闘員は空爆の前に極秘情報を入手、攻撃の15から20日前に戦闘員は避難して住民の中に紛れ込んでいたと伝えた。破壊されたビルは蛻けの殻だったということ。

 デイモンが上司に無断で事実を伝えたのか、あるいは単に口が滑ったのかは不明だが、このレポートは話題になっている。本ブログでは「攻撃情報がIS側へ流れていたとしても不思議ではない。」と書いたが、実際にそういうことがあった可能性が高まった。
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409230000/

 2011年3月にシリアでバシャール・アル・アサド体制の打倒を目指す戦力が武装蜂起した頃から、トルコにある米空軍インシルリク基地ではアメリカの情報機関員や特殊部隊員が、イギリスやフランスの特殊部隊員と共同で反シリア政府軍を訓練している。

 アメリカの特殊部隊は正規軍よりCIAに近い存在。例えば、アメリカがベトナムへ本格的な軍事介入をするきっかけになった「トンキン湾事件」を引き起こしたのも、またベトナム戦争の際に住民を大量虐殺したフェニックス・プログラムを実行したのもCIA/特殊部隊だった。

 ラオスでアメリカのMACV-SOGが1970年にサリンを使ったとCNNは1998年に報道した。作戦名は「テイルウィンド(追い風)」。後にCNNの上層部は誤報だとして報道を取り消すが、番組を担当したふたりのプロデューサー、ジャック・スミスとエイプリル・オリバーは報道を事実だとして譲らず、解雇されている。その後、CNNは支配層の完全なプロパガンダ機関になった。

 ちなみに、CNN取材陣の重要な情報提供者だったトーマス・ムーラー提督は問題の時期に統合参謀本部の議長を務めていた。つまり正規軍のトップ。CIA/特殊部隊の作戦には参加していないが、軍情報部から作戦に関する報告は受けていた。

 CIA/特殊部隊の人脈をたどると、第2次世界大戦の終盤に編成されたジェドバラにたどり着く。ドイツ軍がソ連軍に敗れて壊滅状態になっていた1944年、アメリカとイギリスの破壊活動部門が中心になって作られた組織で、戦後はOPC(後にCIAの破壊工作部門になる)、あるいはイタリアのグラディオをはじめとするNATOの秘密部隊につながる。大戦後、アメリカがナチスの残党を助け、雇ったこととも密接な関係がある。

 「人道」なるフレーズを振りかざしながら破壊と殺戮を進めるグループにはサマンサ・パワー米国連大使も含まれている。
http://www.nbcnews.com/meet-the-press/samantha-power-syrian-rebels-training-will-also-aid-fight-against-n208231
この女性はバシャール・アル・アサド政権の打倒を第一に考え、シリア領への空爆もアサド体制を倒すことが目的でなければならないとしている。反シリア政府軍と同じ立場だ。


 

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コメント
 
01. 2014年9月27日 22:14:48 : cakMiQ0hs2
初めからシリア空爆は武装勢力にとってリビアにおけるNATOの支援をアメリカの空爆になぞらえていただろうし、アメリカもそうだっただろうということは以前にも他スレのコメで書いた。
だが、それにしても空爆が一応の合理性を担保するにはイスラム国を砕くために地上からも挟み撃ちにしなければ国際社会を納得させるだけの攻撃の意味はない。
だから地上からはシリア国民連合に武器と金を渡しこれでイスラム国を地上から叩けと一応の体裁をつくってから、イスラム国挟撃の隙間を縫って、ダマスカスへ進撃させてしまえというのが腹積もりだったはずだ。
アサドがそんなアメリカの思惑に乗るわけはなく静観、オマケにシリア国民連合のほうもイスラム国なんぞに関わっている時間はないとばかり、武器と金はアサド打倒に使うと本音をぶちまけてしまいアメリカのセコイ計算は御破算になってしまった。
したがいアメリカの空爆はお体裁を整えるためだけのイスラム国への見せしめショーにするほかやりようがなくなった。
イスラム国の衝撃的なイラク北部からのバグダッド南下作戦は、そもそも中北部に多いスンニ派の現政権に対する反抗蜂起を無効化するために無理矢理イスラム国の拡大と誇張されて報じられた可能性すらあると俺は思っている。
イスラム国というダミーに。

02. 2014年9月27日 23:16:12 : EMjJuaX9OE
>>01
ところがどっこい
「イスラム国への見せしめショー」にすらなっていない可能性を櫻井ジャーナルは指摘している。まあその通りだろう

>イスラム国の衝撃的なイラク北部からのバグダッド南下作戦は、そもそも中北部に多いスンニ派の現政権に対する反抗蜂起を無効化するために無理矢理イスラム国の拡大と誇張されて報じられた可能性すらあると俺は思っている。

イラクの国内問題(からの中東の混乱)を、大きな茶番で誤魔化すという話自体は面白いが、振り回すおもちゃがデカすぎる
目的は必ず他にある

=====================


03. 2014年9月29日 11:41:21 : RTWWw8j8P6

空の建物攻撃しても意味はないだろうな。

夜間空襲では都市の住宅やビルを壊したり、学校病院など攻撃を予想していないと

ころで、一般民衆を殺すのには効果があるが動き回る戦闘部隊を補足するのは難し

いだろう。

地上部隊と連携して目標を指示されれば別だが。昼間爆撃は効果も大きいが誤爆や

損害は避けられない。捕虜のパイロットの首でも切られたら出撃拒否も起こりかね

ない(笑)

まーショー以上のものにはならんだろう。


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