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【9月26日 AFP】2001年9月11日に発生した米同時多発テロで、ニューヨークの世界貿易センター(World Trade Center、WTC)ビルの崩壊現場で救助・復旧活動に従事した元消防隊員3人が、22日にそろってがんで死去した。米消防当局が25日、明らかにした。
発表によると、がんのため亡くなったのは、03年に退職した元消防隊員のハワード・ビスチョフ氏(58)、ダニエル・ヘグランド(Daniel Heglund)氏(58)、ロバート・リーバー(Robert Leaver)氏(56)の3人。それぞれが死亡した時刻は、わずか数時間の差だった。
ニューヨーク市消防局(FDNY)のダニエル・ニグロ(Daniel Nigro)総監は3人の死について、「同じ日に3人の消防隊員をWTC関連の疾患で失い、9.11テロで勇敢な活躍を果たしたこの消防局が、13年が経過した今でも多大な犠牲を払い続けていると痛感させられる」と述べた。
救助隊員らを中心に多数の人々がWTC跡地の「グラウンド・ゼロ(Ground Zero)」で有害物質に暴露し、呼吸器系や皮膚などの病気を患っており、2010年には被害者の治療を支援する「世界貿易センター健康プログラム」が立ち上げられた。
米同時多発テロ関連の疾患で死亡した救助関係者は、今回の3人を含めて92人に上る。
2001年9月11日の米同時多発テロで崩壊したWTCでは、3000人近くが死亡。このうち343人が消防隊員だった。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3027208
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911で現場作業を行なった多数の消防隊員たちは、発ガン性物質であるPHAやPCBそして、発ガン性を促進させる作用を持つ物質であるダイオキシン類を含む想像を超える量の大量の粉塵にまみれての作業を余儀なくされた。それが十数年を経た現在、彼らに呼吸器系のガンの発症を引き起こし、100人近い死者を出す事態に至っている。
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