http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/313.html
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NHKBS1で昨日放送されたロシアRTRニュースに拠れば、一般市民(非戦闘員)3千2百人ほどが住宅を砲撃されたり外で巻き添えをくらって死亡したそうだから、死者総数3千5百人を基準に考えると、戦闘員の死者は300人ほどということになる。
“奇妙な”話だが、昨年秋からの「ウクライナ危機」は、米国・EU・ロシア・ウクライナの結託で演じられてきた。それゆえ、戦闘員同士の戦闘は、多くの場合管理されており、激しい内戦のように見せるため派手に行われた砲撃を受けた一般市民のあいだに多くの犠牲者が出たと思われる。
ウクライナ領内のロシア正規軍は減ったが特殊部隊は撤退していないというNATOの見立てについてはそうなんだろうと思う。
ウクライナの後ろ盾になっている米国やNATOも、軍事顧問団や民間戦争屋傭兵をウクライナに残したままのはずである。
停戦合意の遵守状況が継続し「冷たい平和」としての安定が生まれるまで、ロシアの特殊部隊と米国の軍事顧問団は密に連絡を取り合い、“不測の事態”の拡大を防止しなければならないと思う。
現時点でロシアの特殊部隊や米国の軍事顧問団を引き上げれば、「ウクライナ危機」の内実を知らない“過激分子”の暴走が起きて停戦合意が台無しになる可能性もある。
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戦闘死者3千5百人超 国連、実態は「それ以上」[産経新聞]
2014.9.24 10:02
シモノビッチ国連事務次長補(人権担当)は23日、ウクライナ東部の戦闘による死者が今月21日時点で、撃墜されたマレーシア機の犠牲者を含め少なくとも3543人に上ると明らかにした。ただ、実際はそれよりはるかに多いとしている。ジュネーブの国連人権理事会で述べた。
マレーシア機撃墜の犠牲者は298人。シモノビッチ氏によると、1日平均の死者数は多いときで42人まで増えたが、ウクライナ政府と親ロシア派が停戦合意した今月5日以降は10人未満に減少。シモノビッチ氏は合意について「既に確かな効果が感じられる」と評価した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140924/erp14092410020002-n1.htm
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「露特殊部隊は撤退せず」 NATO
2014.9.24 23:32
北大西洋条約機構(NATO)のロメロ副報道官は24日、ウクライナ情勢に関し「ウクライナ領内のロシア正規軍は減ったが、特殊部隊は残っている」との見方を示した。
また、副報道官は「国境地帯には多くのロシア軍部隊が存在する」とも指摘し、ロシアは依然ウクライナを不安定化する選択肢を維持し続けていると強調した。
NATOの欧州連合軍のブリードラブ最高司令官が20日に「(ウクライナ政府と親ロシア派武装勢力の)停戦は名ばかりだ」との認識を示して以降、NATOは事態の改善はみられるとしつつも、警戒感を維持している。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140924/erp14092423320011-n1.htm
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