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意図的に「誤爆」を繰り返しながらイラク政府軍を弱体化させるアメリカの戦略
ヒズボラ:アメリカはISILではなくイラク政府軍を爆撃している
http://rockway.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/20140923
2014/09/23 ROCKWAY EXPRESS
◆9月23日
既に予期していたように(9月16日号「ロシア・イラン:アメリカのシリアでの空爆は中東全体を戦火に投げ込む」)、アメリカ軍がテロリストであるISIL(=ISIS、IS『イスラム国』)に対する爆撃をすると称して、実際はイラク政府軍に対する攻撃をしていると、ヒズボラが暴露した。これは昔から陰謀を働く者たちの常套手段である。これはあの「スター・ウォーズ」で明瞭に示された戦略でもある。「敵」を作り出し暴れさせ、その敵の殲滅のため独裁的権力を容認させ(仕方ないと思わせる)、かくしてその独裁的権力が自分達をも含め一切を支配する・・・この戦略の中東における具体的内容を以下に記す。
1.欧米軍はイラクやシリアのシーア派政権を弱体化するため、まず強力なテロ集団を組織化し育成し武装させ、シーア派政権国内に浸透させる。
→これがISILつまり「イスラム国」だ。ISILはCIAとモサドが訓練している
2.このテロ組織に欧米人を残虐な方法で殺害させ、更にそのテロ行為を拡大させると宣言させる。
→これが欧米ジャーナリストらの「斬首処刑」ビデオ公開で実施された。
3.欧米首脳は、自国民を守る為にこの残虐なテロリスト集団を撲滅せねばならないと宣言し、欧米の一般国民に欧米軍の介入を容認させる。そしてテロリストと戦っているイラクやシリアの政府の許可があろうとなかろうと、空爆を実施すると宣言する。
4.実際の空爆はテロリストであるISILの陣地を標的とする場合もあるが、同時に意図的にイラクやシリアの政府軍陣地をも標的とし、それがばれた場合には「誤爆であった」と申し開きをしつつ、更にその「誤爆」を継続することで、イラク政府軍やシリア政府軍を弱体化させる。
→これが今回、イラク駐留のヒズボラ部隊によって暴露された
5.政府軍が弱体化したところで、ISIL(=イスラム国)が攻勢に出てイラク政府やシリア政府を転覆させ、イスラム国ないしは親イスラム国の新政権を樹立させる。
6.この新政権はアラブ過激派の政権なので、イスラエルに対する攻撃を開始する。
7.イスラエルはシリアやイラクを占領したアラブ過激派の「イスラム国」と自国の「防衛のための戦争」を開始し、このイスラム国を打倒しイスラム国の領土となっていた旧シリア領と旧イラク領にイスラエル軍を進駐させ占領する。
こうして、イスラエルは新たな拡大された領土を手にすることになり、イスラエルの国旗に描かれている2本の青い線が意味するチグリス・ユーフラテス川にまでいたる広大な領土をイスラエル領土として獲得することになる。
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●ヒズボラ:アメリカはISILではなくイラク政府軍を爆撃している
http://english.farsnews.com/newstext.aspx?nn=13930631000827
【9月22日 Fars News Agency】
イラクのヒズボラ大隊は、アメリカ軍用機は先月、ISILの要塞を標的にしていると言いながら、意図的に北方のバビル地区にあるイラク政府軍と志願兵の陣地に対する爆撃を、二度もしていると非難した。
「ISILとの戦闘という口実でアメリカと国際社会は、邪悪な隠蔽工作をすることで政府軍や志願兵部隊に対する意図的な爆撃をしている」と、イラクのヒズボラ大隊の情報筋はアル・モスラ通信に語った。
「アメリカが自らの主張する内容に忠実であるならば、ジョルフ・アル・シャカール、ファルージャ、その他のISILの陣地を標的としたであろう。しかし彼等は先週17日、アル・アウィサトにいる政府軍と志願兵部隊を攻撃した」と情報筋は語った。
この情報筋は更に、アメリカはスマート爆弾とミサイルを先月二度に渡ってイラク軍と志願兵部隊に対し使用し、またこの攻撃は、高度な技術を必要とするハイテク兵器を使用しているので、誤爆で生じたことではないと強調した。
ヒズボラはイラク国民に対し、アメリカのイラクにおけるダブルスタンダード政策に対する警戒が必要なことを強調した。
ヒズボラは15日、声明の中でアメリカが指揮する対ISILの同盟に対するいかなる協力も拒否すると発表し、「対ISILのため形成されるアメリカが指揮するこの同盟は、新しい占領謀略のプレリュードに過ぎない」と語った。
このヒズボラ大隊はイラクに対し、欧米のとりわけアメリカと彼等の傭兵のシナリオに対する警戒を促し、ISILはアメリカのために仕事をしていることを示唆した。
「アメリカの支援を要請するということは、イラクとその国民のテロに対する抵抗運動、それにイラクの一体化を守護するための苦悩を(アメリカによる)没収することを意味すると考えている」とこの声明では語られている。
「我々は、イラクの問題はアメリカの責任であると考えている。また我々はアメリカに期待するものは何もない、と考えている」と語った。
この大隊は更に、イラクの宗教的権威筋とエリート等に対し、更に社会のさまざまな分野の階層の人々に、遅すぎる前にイラクに対するアメリカの介入と現在の状況について率直な対応を取るよう促した。・・・以下略
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米 シリアで空爆始める
動画⇒http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140923/k10014808221000.html
9月23日 13時03分 NHK
イラクとシリアで勢力を広げるイスラム過激派組織「イスラム国」に対して、アメリカ国防総省は、アメリカ軍がイラクに続いて隣国のシリアでも空爆を始めたことを明らかにしました。
アメリカ国防総省はアメリカ東部時間の22日夜(日本時間23日午前10時半ごろ)、シリアでイスラム過激派組織「イスラム国」を標的に、アメリカ軍と友好国の軍が共同で戦闘機や爆撃機、それに巡航ミサイル「トマホーク」を使って軍事行動を行っていると発表しました。
ただ、国防総省は、シリアでの空爆作戦は進行中だとして、空爆の場所など詳細は明らかにしていません。
また、今回の空爆の実施はオバマ大統領から権限を与えられたアメリカ中央軍の司令官が22日に決めたということです。
アメリカ軍は先月8日以降、過激派組織に対して、イラク国内ではこれまでに190回の空爆を実施していますが、隣国シリアで空爆を行ったのは今回が初めてです。
イスラム過激派組織「イスラム国」はイラクとシリアの両国で勢力を広げており、オバマ大統領は今月10日のテレビ演説で「イラク同様にシリアでも軍事行動を取ることをためらわない」と述べ、イラクで続ける空爆をシリアにまで拡大する方針を示していました。
そして、今月16日にはヘーゲル国防長官がシリア国内での軍事行動も含む作戦計画を承認したとして、空爆に向けた準備が整ったことを明らかにし、そのあとオバマ大統領が南部フロリダ州にある中央軍の司令部を訪れ、「イスラム国」に対する軍事作戦について司令官から説明を受けていました。
米軍の空爆参加は5か国
アメリカのCNNテレビは22日、アメリカ政府高官の話として、シリアの空爆にアメリカ軍とともに参加したのは中東のサウジアラビア、ヨルダン、UAE=アラブ首長国連邦、それにバーレーンとカタールの5か国だと伝えています。
この5か国は、中東地域でアメリカと同盟関係にある国々です。
CNNは、この5か国のうち実際に攻撃に加わったのは、サウジアラビア、ヨルダン、UAEの3か国で、バーレーンとカタールは作戦を支援したと伝えています。
また、アメリカNBCテレビはインターネットのホームページで、シリアでの空爆の対象は「スンニ派武装勢力の武器庫や訓練施設、それに宿営地など北部のラッカ周辺の20か所に上る」と伝えています。
空爆参加した中東諸国の立場は
アメリカ軍とともにシリアへの空爆に参加していると伝えられている、中東のサウジアラビアやUAE=アラブ首長国連邦などはいずれもアメリカと同盟関係にある国々で、かねてよりイスラム過激派組織「イスラム国」を敵視していました。
このうちサウジアラビアは、対立するイランがシリアのアサド政権を支援していることから、これに対抗する形でスンニ派主体の反政府勢力を支援してきました。
また、アメリカのオバマ政権に対し、アサド政権への軍事行動を行うよう求めるとともに、反政府勢力への軍事支援の強化も主張していました。
さらに、一部の国民が「イスラム国」に協力し、資金を提供したり、組織に参加したりする動きがあり、戦闘員が自国に戻ってテロを起こす事態も強く警戒していることから「イスラム国」への警戒を強め、国内にある過激派グループの摘発も強めています。
一方、シリアの隣国のヨルダンでも、一部の国民がシリアに渡り、「イスラム国」をはじめとした過激派組織に参加しており、政府は、取締まりを強化しています。
さらに、UAE=アラブ首長国連邦も、イスラム過激派を含む宗教勢力の台頭を脅威とみなしており、フランス軍がUAEにある基地を拠点にイラクでの空爆に参加していることが知られています。
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米軍がシリアで空爆開始、「イスラム国」掃討目的
動画⇒http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2305233.html
23日11:21 TBS
アメリカ国防総省はイスラム過激派組織「イスラム国」に対するシリアでの空爆を開始したことを明らかにしました。
アメリカ国防総省の報道官はシリアでのイスラム過激派組織「イスラム国」掃討作戦の一環として、シリア国内で空爆作戦を始めたと発表しました。
アメリカ東部時間22日、オバマ大統領の承認を受け、アメリカ中央軍が作戦開始を決定、戦闘機、爆撃機のほか、巡航ミサイル「トマホーク」で「イスラム国」の拠点を攻撃しているということです。 軍事作戦は現在も行われているため、攻撃箇所を含めた詳細は明らかにされていません。
アメリカ政府は、「イスラム国」に対し、イラク国内での空爆作戦を先月、開始。 今月10日には、オバマ大統領が「イスラム国」に対する攻撃拡大を発表しましたが、シリア国内での空爆はこれが初めてです。
アメリカの複数のメディアは、今回の軍事作戦はアメリカ単独ではなくサウジアラビアなど複数のアラブの国も空爆に加わっていると伝えています。
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