http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/225.html
Tweet |
9月9日(ブルームバーグ):ウクライナ東部で墜落したマレーシア航空 のMH17便は「多数の高エネルギー物体」が機体に当たって起こったと、オランダ安全委員会(DSB)が9日に暫定報告書で指摘した。報告内容は同機がミサイル攻撃を受けたことを示唆した。
DSBは7月17日の墜落に関する初の公式報告書で、ボーイング 777機は外部から物体が機体を貫通したことによる構造的損傷が原因で空中分解した可能性が際めて高いと結論付けた。墜落では298人が犠牲になった。
DSBのヨウストラ委員長は「初期の調査結果はMH17便墜落が外部要因によることを示唆している」と述べた。乗務員の遺体に付着していた金属片の分析を続けているとインタビューで付け加えた。暫定報告は墜落原因をミサイル攻撃と特定するところまでは踏み込まなかった。
アムステルダム発クアラルンプール行きのMH17便は、ウクライナ東部の紛争地域の上空で墜落。米当局はウクライナの親ロシア派武装勢力が発射した地対空ミサイルによって撃墜された可能性が高いとしている。DSBの報告書は、墜落が技術的な障害または乗員の介在によって起こったことを示唆するものはないとしている。
マレーシアのナジブ首相は「報告書は地対空ミサイルがMH17便を撃墜したという強い疑いを喚起させるが、一段の調査が必要だ」との声明を出した。オーストラリアのアボット首相も調査結果はミサイルによる撃墜という結論と矛盾しないとの見解を示した。
ウクライナのグロイスマン副首相はキエフでの記者会見で、調査結果は「予想外の内容ではなかった」と述べた。ミサイル発射装置についての問いに答え「ウクライナはそのような兵器を使用していなかった」と付け加えた。ロシアのプーチン大統領のペスコフ報道官は、報告書についてコメントを控えた。
ロンドンの航空データ会社アセンドの安全性分析責任者、ポール・ヘイズ氏はDSBの報告書について「地対空ミサイルの弾頭の爆発物を意味すると私は解釈する」と述べた。
オランダのルッテ首相はテレビ放映された演説で、調査はまだ初期段階にあり、当事者は皆「結論を急ぐべきではない」と述べたが、墜落を起こした者には裁きを受けさせると誓った。墜落の犠牲者のうち190人以上がオランダ人だった。
調査チームは作業を続け、墜落日から1年以内に最終的な報告をまとめる。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBMLQO6K50YD01.html
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。