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【ブリュッセル=御調昌邦】乗客乗員298人が死亡した7月のウクライナ東部でのマレーシア航空機墜落を巡り、国際調査を主導するオランダ安全委員会は9日、中間報告を発表した。「外部から多数の高エネルギー物体が貫通した」と墜落原因を総括し、ミサイルによる撃墜が濃厚との見解を示した。ただ親ロシア派武装勢力の関与など主犯の特定は見送った。
調査は最も多くの犠牲者を出したオランダの安全委員会が主導し、マレーシアや英米の専門家も加わった。同委員会は同機の墜落後1年までに最終報告を出す方向だが、真相の解明は簡単ではなさそうだ。
中間報告は「損傷は機体の前方とコックピットにみられた」と指摘した。残骸に多数の穴やへこみがある写真も公開した。コックピットの部品の穴の開き方から何らかの物体が機体を貫通したと分析した。
機体やエンジンなどの故障が原因ではないという。飛行中に機体が外部から損傷を受け、空中分解したと結論付けた。
墜落現場付近から回収されたコックピットの「ボイスレコーダー」の分析では、記録が残っている部分に飛行の異常に関する会話はなかったという。飛行状況を記録した「フライトレコーダー」からもシステム上の警報などは発見されなかった。外部から突然、物体が機体を貫通し、機体が破壊された状況と合致するものの、両レコーダーから墜落原因の直接の解明につながるような内容は見つからなかった。
欧米は、ロシアから軍事物資の提供を受けたウクライナ東部の親ロ派が地対空ミサイルで撃墜したとの見方を強めている。だが親ロ派武装勢力の最高幹部ザハルチェンコ氏は9日、インタファクス通信に対し「旅客機を撃墜できる兵器は所有していない」と関与をあらためて否定した。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC0900G_Z00C14A9EA1000/?dg=1
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