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マレーシア航空機撃墜事件の分析を進めていたオランダ安全委員会は9日、「大きなエネルギーを持つ多数の物体」が機体にぶつかり、空中分解を引き起こした可能性が高いとする暫定報告書を発表した。操縦や機器の問題を示す記録はないとした。2015年7月に最終報告をまとめる。
事件が起きたウクライナ東部では当時、親ロシア派がウクライナ当局と戦闘を重ねており、地対空ミサイル「BUK(ブーク)」が使われたとみられてきた。標的の近くで爆発し、内部に込められた多数の榴弾(りゅうだん)を撃ち込む特徴がある。今回の報告はBUKを思わせる内容だ。
報告書は、事故をめぐる状況について、機体の残骸が広範囲に散乱し、多数の小さな穴が開いている▽飛行データが午後4時20分3秒で突如、途絶▽航空管制との通信が失われるのと同時に機影がレーダーから消えた――などと列挙。操縦室の音声記録には「技術的な問題や緊急事態を示すやりとりや警告音はない」とし、機器のデータも「通常飛行だった」とした。
親ロシア派側から引き渡された、運航記録を残す「ブラックボックス」に手が加えられた跡はなかったとしている。
マレーシアのナジブ首相は9日、「真相を明らかにするために、調査団が墜落現場に自由に立ち入れることが最も重要だ」などとする声明を出した。
事件は7月17日に発生。乗員乗客298人のマレーシア機はアムステルダムからクアラルンプールに向かっていた。犠牲者が多く、出発地でもあるオランダが分析の中心となっている。(パリ=青田秀樹、クアラルンプール=都留悦史)
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