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【ブリュッセル=三好益史】ウクライナ東部で7月17日に起きたマレーシア航空機撃墜事件で、原因調査を主導するオランダ安全委員会は8日、中間報告を公表した。
墜落の原因について「外部から多数の高エネルギー物体が機体を貫通した可能性が高い」と指摘し、ミサイルによる撃墜だったことを示唆した。
専門家による墜落原因の分析結果は初めて。
中間報告によると、操縦席の会話を記録した「コックピットボイスレコーダー(CVR)」と、飛行データを記録した「フライトデータレコーダー(FDR)」の二つのブラックボックスを解析した結果、同機は墜落直前まで正常に飛行しており、異常はなかった。
だが、どちらも午後4時20分03秒(ウクライナ時間)に突然、記録が途絶えている。その際にパイロットの声、異常を知らせる警報音やデータなどは記録されていなかった。機体が一瞬のうちに異常事態に見舞われたことをうかがわせる。
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