やっぱ違反しとるのは政府軍やないか。
武力に訴える方が悪い。さっさと兵を退け、っちゅうこっちゃ。
全欧安保協力機構（ＯＳＣＥ）はまあまあ公平なので少し安心かも。

市街地への砲撃は許されない。あれば、合意の破棄になる。

軍事的には、このことにつきる。

救援物資は送れる、更に、破壊された電気、水道の修復が必要となるが、自分等でするが、援助が必要な場合はノボロシア側が相手を選ぶ。ウクライナが口を挟めば、おそらくは、君等がすべきは、修理代を払うことだというに決まっている。

かくして、ロシアのエンジニアが参加する。（当然、『ロシア軍の工兵隊』が担う。）

更にすすんで、冬季の暖房のために、ロシアから直接に天然ガスのパイプラインが計画されるかもしれない。

ノボロシア内の選挙はできない、なんとなれば、ウクライナ兵がいるから。いなくなれば、選挙をするという意味であろう。

今回の停戦での、ロシアサイドの狙いは、オルガルヒによる傭兵の自然消滅であろう。彼らは武器を置いて、ノボロシアにとどまれば、その後の幾人かは行方不明になるに決まっている、武器を持って、ノボロシアを去れば、行き場所はキエフしかなく、困る人士は掃いて捨てるほどいるであろう。傀儡政権は、始末にほとほと難儀するであろう。LUHANSKの攻防では、ウクライナ正規軍がオルガルヒ傭兵軍を誘い込み、自分等はさっさと退却し、傭兵軍を共和国軍が囲い込むようにさせたとも解釈できる、帰順した司令官は本来の駐屯地の検察に拘留されたが、おそらくはウヤムヤに終わるであろうと判断している。

ウクライナ正規軍、オルガルヒ傭兵は再集合し隊列を整えており、軍事上は何度か大きな戦闘はおきるであろう。

突き詰めれば、市民生活を標的にした軍事行動は排除、なおかつ、市民生活への、人道的な救援は合意された、この条件で戦闘続行、このような解釈も可能な形であろう。停戦を続け、当事者である、ウクライナ・ノボロシア間の交渉で解決を目指すかどうかは、キエフにかかっている。

そのキエフも国政選挙が予定されている。現政権派が多数を占める予定であろうが、不正選挙騒ぎが起きる可能性を排除できない。

http://www.osce.org/ru/home/123258

上に表示されたページを下にスクロールすると、そこに、English とРусскийと書かれた、２本の青い帯がある。

それをクリックすると、問題の文書にたどり着く。

English とРусскийの、どちらの帯をクリックしても、ロシア語の文書しか表示されない。

http://www.osce.org/ru/home/123258?download=true

記事が取り上げているのは、第１０項目だ。

「ウクライナ領土から、不法な武装の形成、兵器機材、市民戦闘員（ドネツク・ルガンスク人民共和国の志願兵）、傭兵（雇い兵）を撤退すること。」

この項目だけが、それを実行する具体性を欠き、両者にとって自分に都合の良い、玉虫色の解釈ができるような文章になっている。

ドネツク・ルガンスク人民共和国側の立場からすれば、ウクライナクーデター政権によって、ネオナチ信奉者を集めて形成された、多数の「○○大隊」は、「不法な武装の形成」に当たる。

さらに、ウクライナ軍そのものが、本来の駐屯地を離れて、東ウクライナに派遣されていると言う事実は、同じように「不法な武装の形成」に当たる。

記事では、ウクライナ軍は撤退しなくて良いとするが、明らかに誤りだ。

加えて、ウクライナクーデター政権は、軍事会社から、大量の傭兵を入れているから、その排除も当然要求する。

自分たちの志願兵は平和になれば、市民に戻るだけで、何の問題もない。

１２項目の合意で、最も重要なものは、３と９項目目で、「ドネツク・ルガンスク州における地方自治の臨時的な秩序に関するウクライナ法」に則って、中央集権を脱却した行政の実行と期日前地方選挙実施の保証を明記したことであろう。

推測すると、ウクライナクーデター政権は、この合意を無きものにしようとして、早速、壊しにかかって来ると思う。

ウクライナクーデター政権の休戦協定破りが、報道されている。

ドネツク・ルガンスク人民共和国側も、この合意は、クーデター政権側の時間稼ぎではないかとの疑いを捨てていない。

http://en.ria.ru/world/20140907/192715393/Poroshenkos-Aide-Names-NATO-Countries-that-Agree-to-Supply.html

名指しされた国は、もちろん即座に否定しているが、非常に怪しい。

http://en.ria.ru/politics/20140907/192726028/Ukrainian-PM-Kiev-to-Impose-Martial-Law-in-Donbas-if-Ceasefire.html

予想通りと言う感じ。停戦が和平につながらない。