http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/152.html
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西側に支援されたキエフ軍がなため、ニューヨーク・タイムズ紙は同軍へ武器を供給しろと主張
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409010000/
2014.09.02 03:40:00 櫻井ジャーナル
8月31日付けのニューヨーク・タイムズ紙に「ウクライナに武器を提供するか、キエフを降伏させるか」とするベン・ジュダなる人物の主張が掲載された。
http://www.nytimes.com/2014/09/01/opinion/arm-ukraine-or-surrender.html?_r=2
その中でキエフ軍が戦っている相手を住民側の義勇軍ではなくロシア軍だということにしている。2月のクーデターを「民主化」と規定している西側のメディアとしては、住民と戦っているという構図は描けず、相手はロシアだと言わざるをえないのだろう。嘘の連鎖に陥っている。
一時は東部の制圧/民族浄化作戦が成功しそうだったのだが、反キエフ軍(ドネツク人民共和国の義勇軍)の反撃で形勢は逆転し、ジュダの叫びにつながった。ロシア政府は現在でも連邦制を提案しているようだが、反キエフ軍は独立を訴えるようになっている。
https://www.youtube.com/watch?v=yH35raTPVu8
8月には、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の軍隊を統一して「ナバロシエ(新ロシア)軍」を創設しようとしている。
ナバロシエは18世紀にロシア帝国がオスマン帝国から奪った地域で、ロシア革命後の1922年、ソ連の一部だったウクライナ・ソビエト社会主義共和国へ編入された。この際、勿論、住民投票などは行われていない。そうした歴史的な背景があるため、ドネツクやルガンスクの住民はロシアへの帰属意識が強く、反ロシア色の濃いキエフ政権を警戒、連邦制を求めたわけである。ちなみに、アメリカが独立したのも18世紀。
キエフ政権への警戒感を杞憂で片付けることはできない。クーデターの前からビクトリア・ヌランド米国務次官補が高く評価していたアルセニー・ヤツェニュク首相は在米ウクライナ大使館のサイトに掲載された文章の中でウクライナの東部や南部の住民を「劣等人類」と表現していた。
http://www.youtube.com/watch?v=MSxaa-67yGM
ヤツェニュクが所属する政党「祖国」を創設、投機家ジョージ・ソロスの影響下にあるユリア・ティモシェンコは国家安全保障国防会議のネストル・シュフリチ元副議長と電話で話した際、ロシア人を殺すと繰り返していたことも判明している。
http://www.youtube.com/watch?v=oEFCmJ-VGhA
実際、キエフ軍は制圧/民族浄化作戦で多くのロシア語を話す住民を殺している。
キエフ軍が戦っている義勇軍にはウクライナの軍隊、治安機関、情報機関から離脱した人びとや退役兵、最近はギリシャ、フランス、勿論ロシアからも義勇兵が参加、しかも士気は高い。
それに対し、キエフ軍は徴兵で集めた兵士の士気は低く、NATOの訓練を受けたネオ・ナチ、そしてアメリカやポーランドの傭兵に頼らざるをえない状況。そこにCIA、FBI、アメリカの軍事顧問が加わっている。現在、イギリス軍を中心にして、デンマーク、ラトビア、エストニア、リトアニア、ノルウェー、オランダで1万人以上の統合遠征軍を編成すると伝えられているが、それだけアメリカ/NATOは追い詰められているということ。
http://www.ft.com/intl/cms/s/5335d904-2f98-11e4-87d9-00144feabdc0,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0%2F5335d904-2f98-11e4-87d9-00144feabdc0.html%3Fsiteedition%3Dintl&siteedition=intl&_i_referer=http%3A%2F%2Fplaza.rakuten.co.jp%2Fcondor33%2Fdiary%2F201409010000%2F#axzz3Bz0ggtlS
つまり、ウクライナではアメリカ/NATOが住民側の義勇軍と戦うという構図が鮮明になりつつある。
ニューヨーク・タイムズ紙はイラクを先制攻撃する際にも偽情報を撒き散らし、イラクだけでなく中東/北アフリカの広大な地域に大惨禍をもたらす一因を作った。ウクライナではネオ・ナチを支援、核戦争の危険性を高めている。
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