11. 母系社会 2014年8月29日 18:57:57
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>>01さん24日から、親ロシア派が大反撃に出て、各地でキエフ軍を包囲し、中には 7000名ものキエフ軍を包囲している部隊もあり、投降する兵も出ている ようだ。 キエフ側の仮説の州都が置かれているドネツク南部の港町マウンポリには撤退 したキエフ軍が集合しているが、親ロシア派はマウンポリを包囲する機動を 行っているらしい。 先日、スラビアンスクなどから撤退したのは、世界的大帝国を築いたモンゴル が得意としたわざと敗走して追いかけさせ、隊列が伸びきったところで、 反転包囲ー殲滅させる作戦だったのかもしれない。 プーチン大統領は義勇軍に対し、無用な死人が出ないように逃げ道を開くよう 求め、義勇軍側は武装放棄を条件に受け入れたという。一方で、キエフの国防省 には、ウクライナ軍兵士の両親や妻らのデモ隊が押し寄せ、ウクライナ大統領と 国防相の辞任を要求しているという。 ●この写真では、ロシアの正規軍かどうかは不明。ロシアの民族主義団体が、 独自に募金した資金で、ロシアの武器商人から武器を買い、ボランティア兵を 募集して派遣した義勇軍の隊列かもしれません。従って、国際法違反の証拠 とは言えない。 プーチンは、ロシア政府が指揮するロシアの正規軍部隊を送り込んでいること は無いと言っているだけ。ロシア人の義勇軍も参加していないとは言っては いない。 ●「戦時国際法」によって、義勇兵・義勇軍は軍服などを着る等の一定条件を 満たせば交戦者の資格を認められ、捕虜になった場合などに正規兵と同様の 保護を受ける事が出来る。 しかし、スペイン内戦に、ナチス・ドイツが派遣したドイツ軍を主体にした 義勇軍「コンドル軍団」や、朝鮮戦争に参戦した中国軍のように、正規軍を 丸ごと義勇軍として投入したら、義勇軍とは言えない。 スペイン内戦では、マルローやヘミングウェイなど、55以上の国から、延 べ6万もの義勇兵が国際旅団に参加し、戦車や戦闘機、爆撃機まで保有して いました。 現役のロシア兵でも、休暇中に個人の意思で義勇兵としてウクライナの内戦 に参加しているなら、「戦時国際法」で認められた義勇兵であり、国際法上は 問題はない。民間のロシア人が、会社を休んで義勇兵として参加しているのと 同じである。 だから、「ドネツク人民共和国」ザハルチェンコ氏は、現役のロシア兵は、 「海辺で休暇をとるのではなく、われわれと戦うことを選んだ」と主張して いるのである。 (フランスやイギリス、バチカンには有名な傭兵部隊もあるので、正規軍として の傭兵部隊も国際法上は合法) ●そこで、両軍の理念や目的自体で評価するべきであるが、この点では、 親ロシア派が正しい。 なぜなら・・・ @ヤヌコーヴィチは腐敗していたが、ウクライナ経済を破綻させかねないEUの 「EUかロシアか」という二者選択的要求を拒否したのは、大統領として正しい 判断だった。 (ヤヌコーヴィチと野党との間で成立した妥協策が実行されるべきであったが、 この妥協策の破綻を目論む米国の手先が、マイダンのデモ隊と治安部隊の双方 を銃撃して挑発し、憲法を無視してヤヌコーヴィチを追放する革命を実行した。 ウクライナの問題は政治腐敗=新興財閥支配であり、ヤヌコーヴィチ政権は 新世代の新興財閥政権で、旧世代と利権の争奪戦を行っていたので、打倒され ても仕方ない面もあったが、敢えて、ロシア民族の浄化を引き起こす局面で、 意図的に実行されたのである。 ウクライナ民族には、不当な政府を倒す革命権があるが、ロシア民族にも、 同様に革命権はあるので、憲法が停止状態になり、治安機関が崩壊した以上、 クリミアの独立=離脱も正当。また、キエフ政権と東部政権とは対等である) Aこの革命で憲法は停止状態になり、治安機関も崩壊した。また、100名の 銃撃戦の犠牲者を殺したのはロシア民族系治安部隊とされ、報復でロシア語禁止 処置=ロシア民族浄化処置が執られた。 後に撤回されたが、言語が禁止されると民族は消滅する可能性が高いのでロシア 語禁止は民族浄化である。ロシア民族に強い不信感を産み出したのはウクライナ 民族系政治家だった。 B治安機関の崩壊で民族浄化を防ぐ手段が無くなったロシア民族は、自らの生命 と東部経済を守るため、武装蜂起して自らの治安機関を創設するしか、他に手段 が無くなったと判断したのである。 だから、親ロシア派の武装蜂起は正当であり、キエフ政権は内戦を防ぐため、 東部と話合いを行うべきだったのである。 ●ロシア(中国も)は確かに「野蛮国」だが、正直な「野蛮国」でもある。 欧米や現在の日本のような偽善的な「野蛮国」の方が遥かに悪質で危険である。 欧米の実態を知らないため、ウクライナの「民主派」は偽善的な「野蛮国」 である欧米に期待しているが誤り。(ウクライナの「民主派」は、親欧米政策 でイラクやアフガンに派兵せざるを得ない国になったことを考えるべきである) 日本のネットウヨが中韓をけなすのと同じように、欧米はスラブ民族を野蛮と けなすことで、自己正当化を行ってきた。欧米はウクライナもロシアと同じ 野蛮と考えている。ウクライナ民族はEUに加入しても二級市民でしかなく、 期待は裏切られる。(これは、スラブ民族や日本の親欧米派の宿命である) (武装して戦うかどうかなどの戦い方は当事者たちの判断。外部が武装蜂起は 止めろと言っても止めることはない) ●確かに、EU入りしたポーランドなどはある程度、成功したと言えるかも しれないが、同じくEU入りして民営化=市場経済化を行ったブルガリア では、今年の2〜3月の2か月間に、8人もが民営化後の生活苦で焼身自殺を しているのである。 ウクライナの隣のモルドバは、EU入りするかどうかで内戦となり、東部の ロシア民族が多い工業地帯がEU入りに反対して分離。その結果、農業地帯の 西部は欧州最貧国となり、少女の人身売買が横行するような破綻国家と化した。 EUは、ドンバス炭鉱の閉鎖を要求し、輸出先の90%がロシアである東部の 工業地帯を破綻させようとした。すると、結果的には工業地帯が分離した隣の モルドバと同じ状態になるので、人口が4600万もの大国が破綻国家となり、 西部のウクライナ民族も塗炭の苦しみを味わうことになり、大惨劇が起こる 可能性が高い。 だから、ウクライナがEUの厳しい要求を受け入れて、ドンバス炭鉱を閉鎖して 東部の工業地帯を破綻させたら、結果的には工業地帯が分離した隣のモルドバと 同じ状態になるので、人口が4600万もの大国が破綻国家となり、ウクライナ は、シリアやリビア、イラクのような誰も統御できない国となるかもしれない。 ★だから、ウクライナに、EUかロシアかの二者択一的要求を突き付けたEU と、謀略を駆使して民族対立を起した米国が、一番悪いのである。 |