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ウクライナのポロシェンコ大統領は28日、同国東部での親ロシア派武装勢力との戦闘をめぐり、「ロシア軍がウクライナ領内に入った」との緊急声明を出し、国連安全保障理事会の緊急会合を求める考えを明らかにした。駐ウクライナの米国大使もロシアによる直接介入を指摘しており、ウクライナ情勢は緊迫している。
ウクライナ東部では28日、親ロシア派が新たに戦線を拡大。激しい戦闘の末、ドネツク州南部の国境近くの町ノボアゾフスクを占拠した。政府は「従来の親ロシア派支配地から遠く離れた地域に突然戦車などが導入され、ロシア軍が直接戦闘に加わったのは間違いない」としている。
ノボアゾフスクはアゾフ海沿岸にあり、親ロシア派がさらに西に進攻すれば、ロシア国境から3月に同国が一方的に併合したクリミア半島に直接つながる回廊ができる可能性がある。ノボアゾフスク北の国境地帯のウクライナ側では25日、ロシアの空挺(くうてい)部隊員10人が当局に拘束されていた。
ポロシェンコ氏は緊急事態に対応するため、予定されていたトルコ訪問をキャンセル。空港の大統領専用機の前から「ウクライナの状況が急激に悪化していることを、世界は見定めるべきだ」と訴えた。
ウィーンの欧州安保協力機構(OSCE)では28日、ウクライナ情勢をめぐる特別会合が開かれ、ウクライナ大使が記者団に「ロシアがウクライナ東部を侵略した」と述べた。
イタル・タス通信によると、欧州安全保障協力機構(OSCE)のロシア代表は「ロシア軍はウクライナ国内には入っていない」と否定した。
ポロシェンコ氏は26日、ロシアのプーチン大統領と初めての本格的な首脳会談をおこない、ウクライナ政府と親ロシア派の停戦協議を再開することで合意した。ただ、親ロシア派は首脳会談と前後して、反撃姿勢を強めていた。米国務省のサキ報道官は27日、「ロシア指揮による反転攻勢だ」と述べた。(ウィーン=喜田尚、モスクワ=中川仁樹)
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