http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/908.html
Tweet |
件名:対外関係(ウクライナ)に関する欧州理事会結論 2014年7月16日,ブリュッセル
日時:20140717
媒体:在日ウクライナ大使館
引用:http://japan.mfa.gov.ua/ja/press-center/comments/1942-visnovki-jevropejsykoji-radi-shhodo-ukrajini-16-lipnya-2014-roku
-----
対外関係(ウクライナ)に関する欧州理事会結論 2014年7月16日,ブリュッセル
17 7月, 08:54
1. 3月6日付及び5月27日付の政府の長によるウクライナに関する声明,並びに3月21日及び6月27日の結論文書に鑑み,欧州理事会は,ウクライナにおける危機の平和的解決に対する支持,すなわちポロシェンコ大統領の平和計画の履行に向けて必要な条件を創設することを目的に,全ての当事者による真の,かつ持続可能な停戦に合意する喫緊の必要性を改めて強調する。欧州理事会は,ウクライナ,ロシア連邦,フランス及びドイツによる外交努力,並びに7月2日のベルリン共同宣言を支持する。
2. 欧州理事会は,公共庁舎の占拠,人質の誘拐,並びにウクライナの治安関係者及び国境警備隊員に対する武装攻撃も含む,ウクライナ東部における武装戦闘員による違法活動の継続を非難する。欧州理事会は,ロシア連邦に対し,早急に緊張緩和を達成することを目的として,違法武装グループに対する影響を積極的に行使し,武器と戦闘員の国境を越えての侵入を停止するよう慫慂する。この文脈において,欧州理事会は,ウクライナの領土一体性,主権及び独立を侵害する行為を行ったことに対する新たな個人11名に対する欧州連合域内における渡航禁止と資産凍結を拡大する旨の7月11日付結論を想起する。加盟国は,輸出許可に関する2014年2月20日の合意の実施についても廃止することで合意した。
3. 欧州理事会は,6月27日付結論文書により設定した要求措置が然るべく講じられていないことを遺憾とする。その結果,欧州理事会は,ウクライナの主権,領土一体性及び独立を侵害,または脅かす行為を物質的または資金面での支援を行っている,ロシア連邦の団体も含む,団体を標的とすることを想定し,制限措置を拡大することで合意した。これにより,理事会は必要な法的手段を採択し,強化基準の下,ロシア連邦の団体及び個人も含む,個人及び団体の最初のリストを決定するとの課題を負う。また,理事会は,クリミアの占領またはウクライナ東部の不安定化に責任を負うロシアの決定権者に対する物質的または資金面での援助を積極的に付与している個人または団体を対象とする可能性についても検討するよう要求する。欧州理事会は,欧州投資銀行に対し,ロシア連邦において新たに資金活動を署名することを停止するよう要求する。欧州連合加盟国は,新たな活動のファイナンスを停止することも視野に入れて,EBRD理事会とも立場を調整していく。
最後に,欧州理事会は,ケースバイケースの原則により,EUの二国間及び地域間協力プログラムの実施を停止する決定も採択することを視野に入れて,EU・ロシア協力プログラムを再評価するよう欧州委員会に慫慂する。さはさりながら,国境間協力及び市民社会に関するプロジェクトについては維持されることとなる。
欧州理事会は,欧州委員会,欧州対外活動庁及び加盟国は,理事会が3月に要請したとおり,追加措置が遅滞なく講じられるべく,制裁措置に関する準備作業を継続している旨想起する。欧州理事会は,情勢が許せば,いつでも招集されるとの決意を表明する。
クリミア及びセヴァストーポリの違法な占領を承認しないとの政策に沿って,欧州理事会は,欧州委員会及び欧州対外活動庁に対し,特にクリミア及びセヴァストーポリにおける投資を制限する追加措置の提案を作成するよう要請する。欧州理事会は,国際金融機関がクリミア及びセヴァストーポリの違法な占領を明確にまたは暗示的に承認する如何なるプロジェクトに対するファイナンスを抑制するよう期待する。
4.欧州理事会は,OSCE及びその理事国による努力,とりわけ,ウクライナにおける連絡グループ会合を促していること,また欧州連合及びその加盟国が本質的貢献を検討する用意がある国境監視ミッションを創設する用意があることにつき称賛する。
5. 欧州理事会は,ロシア連邦からウクライナに対するガス供給の条件に関する3者協議を促す欧州連合の決意を強調し,本件に関する欧州委員会の努力を称賛する。早急な合意を見出すことは,ウクライナ経済の安定化,及びウクライナを経由しての天然ガスの供給及び輸送の安全に対するセーフガードのためにも重要である。
6. 欧州理事会は,連合協定の早期の暫定発効も視野に入れ,ウクライナが連合協定を批准する重要性を強調する。理事会は,連合協定履行に関する7月11日のウクライナ,ロシア連邦及び欧州連合との間の閣僚級3者協議の開催を歓迎する。この文脈において,深化した包括的FTAの履行のCIS加盟国のFTA履行に対する効果により発生しかねない困難に対処するための協議メカニズムの設立を歓迎する。
http://www.consilium.europa.eu/uedocs/cms_data/docs/pressdata/en/ec/143990.pdf
-----
//memo
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。