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【モスクワ】ロシアの消費者保護当局は21日、米マクドナルド MCD +0.36% の店舗に対する衛生法違反の有無の検査を国内全土に広げるとし、同社への圧力を強めた。前日には、モスクワ市内にある3店舗がこの法律違反で営業停止処分となった。
マクドナルドはロシアで435店舗を展開しているが、このうち何店舗が調査対象となっているかは明らかでない。ロシアと欧米諸国は現在、ウクライナ東部で続く武力衝突とそれに関するロシアの役割をめぐり、深刻な対立状態に陥っている。
ロシアの連邦消費者権利保護・福利監督庁は、安全基準に抵触した疑いがある、または食品の品質をめぐる苦情が出ている国内数地域のマクドナルド店舗を調査している。
同庁の報道官によると、 検査の理由は店舗ごとに異なる。報道官はさらに、営業停止となった店舗の数や検査を実施している地域のリストは提供できないとした。ただ、ロシア第4の都市エカテリンブルク、フィンランド国境に近いペトロザボーツク、シベリアの都市チェリャビンスクの数店舗に検査が入っていることは確認した。
同庁の地方事務所は西部の都市カザン、中部の都市ウファにある店舗を検査中か、このあと検査する予定だとインタファクス通信は報じた。
モスクワ市内では4店舗で検査が行われていることが前日判明したが、当局は21日、新たに5店舗を調べているとし、検査強化に踏み切ったことを明らかにした。一方、当局者とマクドナルドの広報担当者によると、同市内で20日営業停止となったのは、各社報道にあった4店舗ではなく、3店舗だった。
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203403704580106182765385348
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