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湯川遥菜さんのフェイスブックから
経験ゼロ…シリアで拘束「PMC社長」の並々ならぬ“軍事熱”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152705
2014年8月19日 日刊ゲンダイ
内戦中のシリア北部アレッポでイスラム過激派「イスラム国」に拘束された日本人男性は、千葉市在住の湯川遥菜さん(42)とみられている。湯川さんは先月28日にトルコ南部の国境からシリアに入国し、反政府武装組織「イスラム戦線」に同行取材。8月15日に「イスラム国」との戦闘に巻き込まれ、拘束されたようだ。ネット上には、湯川さんが過激派に尋問されている映像が生々しく公開されている。
湯川さんは今年1月に民間軍事会社「PMC」を設立。設立前の昨年12月のブログでは「僕が一番やりたい仕事。命がけの仕事だ。来年はアメリカに軍事訓練に行こうと予定している」と投稿していた。戦地には何度か訪れたことがあるようで、今年3月ごろにもシリアに行っていた。今回の取材についても「戦闘シーンも多く撮影したい」などと意気込んでいた。
同社ホームページによると、国際民間軍事業、国外警護、海上護衛などを請け負っていたはずなのだが、登記上の住所に会社は見当たらなかった。
「民間軍事会社どころか、会社そのものの実体がなかった。1月に設立して以来、業務らしい業務は何もしていませんでした。ほとんど趣味のレベルというか、(湯川さんは)軍事関係の仕事に憧れがあっただけなんでしょう。お金にも困っていて、今は千葉の1Kのアパートが自宅兼事務所と聞いています」(同社事情通)
PMCの顧問を務める元茨城県議の木本信男さんもこう言う。
「湯川さんは以前に習志野の自衛隊に軍事物資を運ぶ仕事をしていたそうです。軍事関係の仕事には並々ならぬ情熱があり、趣味が高じて会社を立ち上げたそうですが、軍事経験は全くありません。前々から<現地に行って仕事の依頼を見つけたい>とは言っていました」
■今年4月にも現地で捕まっていた
いわゆる“軍事オタク”だったのか。湯川さんは千葉市出身で、県内の高校を卒業。周囲から「物静かで優しい」と評判だったという。結婚したが妻を亡くし、現在はアパートにひとりで暮らしている。湯川さんと交流のあるフリージャーナリストによると、妻を病気で亡くしてから「死んでもいい」と漏らすこともあったという。
今年4〜5月ごろにも反体制派の武装組織「自由シリア軍」に拘束されていた。スパイ容疑をかけられていたという。一度、怖い目に遭えば、すぐにでも帰国するものだが、なぜか、解放された後も自由シリア軍と行動を共にしていた。今回の取材について先月21日のブログに「今までで一番危険かもしれない」と書かれていたが、その通りになった。「イスラム国」の関係者とみられるツイッター上には、「日本のスパイ湯川遥菜は神の裁きを受けた」と書き込まれた。
湯川さんの安否はまだ分かっていないが、ただの“素人”がスパイと誤解されて神の裁きを受けたのだとしたら、やるせない。
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